WRCモンテカルロ:オジエ「現役続行の決断は正しかった」デイ4コメント集 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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WRCモンテカルロ:オジエ「現役続行の決断は正しかった」デイ4コメント集

©Jaanus Ree/Red Bull Content Pool

ラリーモンテカルロ、フィニッシュ後の各ドライバーからのコメント(抜粋)。生まれ育ったギャップを拠点とするモンテカルロで7度目の勝利を飾ったオジエ。ヤリスWRCのフィーリングにも好感触をもち、キャリアを1年延期した決断を自賛するほどの満足を明かした。
(カッコ内は順位の前日比)

[トヨタ・ガズーレーシングWRT]
トヨタ・ヤリスWRC

■セバスチャン・オジエ/総合優勝(=)
パワーステージ1位
「完璧なかたちでシーズンを滑り出すことができた。子どもの頃、このラリーを見ていつかドライバーになりたいという夢を持った。どれかひとつだけ記録を残せるとしたら、間違いなくこのラリーを選ぶと思う。自分にとってそれほど大きな意味を持つものだし、だからこそ、表彰台ではとても感情的になってしまった。今回、ヤリスWRCは素晴らしかった。車内で、あんなにいいフィーリングを感じられた。もう1年、現役を続ける決断をしたのは正しかったと思う。チームも素晴らしい仕事をしてくれたので、みんなには心から感謝している。今日の1本目のステージは信じられなかった。グリップ変化が激しくブラックアイスのようになっていたので、道を読み切れなかった。グラベルクルーがスタートの2時間前にステージを走行した時は霜が少し降りていただけだったから、本当に驚いた。リードを守るのは楽ではないし、特にこのラリーではそうなのだが、僕らはやり遂げた」

■エルフィン・エバンス/総合2位(=)
パワーステージ3位

Toyota Gazoo Racing WRT

「この週末を通してそうだったが、最終日も非常に難しいコンディションだった。今回のセブは本当に見事だったし、彼に勝利を挑めるほど自分は十分にプッシュできていなかったと思う。彼の地元のラリーなので彼に勝つのはタフだが、でも彼の偉大さでもある。チームとしては、素晴らしい形でスタートを切ることができた。ポイントを獲れたことは満足できるが、もちろん、もっと多くポイントを獲りたいという気持ちはいつもあるし、次回はさらに強くなっていたいね。この週末は、フィーリングが良かったとは、とても言えない。1年の最初に、すべてを失うリスクを冒してまで勝利を狙わなくてよかったとは思うが、タイトル争いに挑みたければ、1年を通してそのような戦いをしなくてはならない。それでも、自分にはそれができる強いクルマとチームに支えられていると感じている」

■カッレ・ロバンペラ/総合4位(↓)
パワーステージ2位

Toyota Gazoo Racing WRT

「今朝は、究極に難しいコンディションだったんじゃないかな。1本目は凍っていて本当にトリッキーだったし、2本目は雪だった。タイヤのダメージはちょっとアンラッキーだったと思うが、ラリーだから、こうしたことが起こる時もある。パワーステージではいいタイムが出たが、全開でプッシュしていたわけではなかったのでちょっと驚いた。少しペースを上げただけだったが、ポイントを獲れたので良かった。昨年はターマックで走る機会が少なかったので、自分的には全体的としてとてもいい週末になったと思う。昨年のこのラリーよりもずっと速く安定感も高まったので、少しのアンラッキーを除けばいい週末だった」

[ヒュンダイ・モータースポーツ]
ヒュンダイi20クーペ WRC

■ティエリー・ヌービル/総合3位(↑)
パワーステージ4位

Hyundai Motorsport GmbH

「新しいシーズンの滑り出しは、チャレンジングだった。特に直前でコ・ドライバーが変わったからね。コンペティティブになるための対策を見つけることができたし、ステップバイステップでマルティンと自分はマシンの中でのコンビネーションをよくして、日に日に速さを高めていけるという自信を持つことができた。こうした状況を考えれば、ポディウムに上がってフィニッシュできたことは満足できる。モンテの難しさを考えれば、マシンの中では本当に素晴らしい仕事ができたと思う」

■ダニ・ソルド/総合5位(=)
パワーステージ5位

Hyundai Motorsport GmbH

「すごくいいラリーだったとは言い難いので、マニュファクチャラーズ選手権のポイントを獲れたことがせめてもの慰めになる。序盤からペースをつかめず、特に自分自身にも満足できなかったというのが正直なところ。信じられないほどトリッキーなステージがあったし、とにかく自信を持てない部分もあった。それを凌ぎ切って、マシンをフィニッシュまで持ち帰ってチームのためにポイントを獲るのが精いっぱいだった。1年の終わりには、このポイントがとても重要になるかもしれない。自分たちとしては、リセットしてフルパワーで次のラリーに向かわなくてはならない。カルロスとのコンビがこれで最後となるのが悲しい。何年もの間に、いいリザルトを収めたこともあったし、彼と一緒に仕事をするのは本当に素晴らしかった」

[Mスポーツ・フォードWRT]
フォード・フィエスタWRC

■ガス・グリーンスミス/総合8位(=)
「自分たちが目指していたような週末にならなかったのは、言うまでもない。テストの後はとても自信が高まり、このラリーを心から楽しみにしていた。でも、最初のステージに入ってすぐ、自信がゼロになってしまった。ここに来るまでに本当に苦労したし、準備の面でもっとうまくできたはずの部分もあったと思う。テームの最初のステージの件が、マシンに何の問題はなかったことを示している。ドライバー次第だ。今回のことから、しっかり学ばなくてはならないし、自分本来の力を取り戻すためにがんばるしかない」



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