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ERCがカレンダーを再編成、5月にアゾレスで開幕

©ERC

ERCは、2021年の開幕戦として予定していたラリーイズラス・カナリアス(スペイン)が、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大を受けて、会期を5月から11月18〜20日に延期したことを発表した。さらにERC初開催となるラリー・セラス・デ・ファフェ・エ・フェルグエイラスも、3月から9月24〜26日に延期した。これに対応し、アゾレスラリー(ポルトガル)の会期を5月6〜8日に変更して2021年の開幕とする再編成カレンダーを発表した。

ERCプロモーターを務めるユーロスポーツ・イベンツは、FIA、会期を変更した3戦の主催者と緊密な連携を図り、カレンダーの再編成に取り組み、コンペティター、チーム、テレビ局、ASNの負担を最小限に抑えるために、カナリアスが予定されていた時期にアゾレスの会期を変更した。

ERCジュニア、アバルト・ラリーカップ、クリオ・トロフィーも対象イベントの会期に合わせての開催となるが、有効戦数に変更はないという。

ユーロスポーツ・イベンツのERCコーディネーター、ジャン‐バティスト・レイは「会期の変更で不便が生じないよう当初のカレンダーを維持するためにすべてを尽くした。しかし、パンデミックの状況を注視し全関係者の健康と安全を守る必要もあるだけでなく、世界的にロックダウンが行われている中でイベントを計画することになる問題を考慮し、シーズンの開幕を遅らせて何戦かをシーズンの後半に開催することが、唯一、実行できる方法だった」と状況を説明する。

「ファフェ・エ・フェルグエイラスとアゾレスを連戦で行いロジスティック面での効率化を図る計画には大変な努力を注いできたが、残念ながら今年は不可能となってしまった。しかし、アゾレスに参戦するチームに対するロジスティック面の支援は行っていく。アゾレスは、開幕戦としてふさわしいイベントだ。そして、カナリアスが予定していた会期を引き継ぐことで、ドライバー、チーム、テレビ局の負担を最小限に抑えられたと願いたい。この会期は、ポルトガルのASNにとっても空きがあり、国内戦も地方戦も開催されない週末だった。一方で、カナリアスの主催者は、今季の最終戦を務めることになる。シリーズ関係者は一丸となって、2021年がより素晴らしいシーズンになるよう、努めていく」

2021年再編成ERCカレンダー
第1戦 アゾレスラリー(グラベル、ポルトガル) 5月6〜8日(C)
第2戦 ラリーポーランド(グラベル) 6月18〜20日(J/A/C)
第3戦 ラリーリエパヤ(グラベル、ラトビア) 7月1〜3日(J/A)
第4戦 ラリーディローマ・キャピターレ(ターマック、イタリア) 7月23〜25日(J/A/C)
第5戦 チェコラリー・ズリン(ターマック) 8月27〜29日(J/A/C)
第6戦 ラリーセラス・デ・ファフェ・え・フェレグエイラス(グラベル、ポルトガル) 9月24〜26日(J/A/C)
第7戦 ラリーハンガリー(ターマック) 10月22〜24日(J/A/C)
第8戦 ラリーイズラス・カナリアス(ターマック、スペイン)
(J/A)
J = ERCジュニア/ERC3ジュニア/A=アバルト・ラリーカップ/C=クリオ・トロフィー

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