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WRCアークティックで今季初戦を迎えるブリーン「ビッグチャレンジには変わりない」

©Hyundai Motorsport GmbH

フィンランド初のWRCスノーラウンドとして2月26〜28日に開催が予定されているWRCアークティック・ラリーフィンランド。ヒュンダイのクレイグ・ブリーンは、このイベントが自身にとって今シーズンのWRC初戦となる。

先週、31回目の誕生日を迎えたブリーンは、コ・ドライバーのポール・ネーグルとともにワークスのヒュンダイi20クーペWRCのサードカーをドライブする。ブリーン自身はラップランド地方で開催されるこのイベントへの参戦経験はないが、テストには参加した経験をもつ。また昨年の2月にはフィンランドで開催されたウインターラリーに挑戦しており、i20 R5でコ・ドライバーにジョン・ローワンを迎え、3位でのフィニッシュを果たしている。

「2014年にここでテストを行っている。同じステージではないが、場所はロバニエミだった」とブリーン。
「(WRCのベースとなる)国内戦のアークティックラリーのステージは何本か見たことがあるが、文句なしに超高速だった。みんながフィンランド特有とイメージするクレストとジャンプが多い感じはそれほどないが、それでもビッグチャレンジだ」

主催者は先週、WRCのルートを発表しているが、アイテナリーには気温がマイナス20度にまで下がる夜間に走行するステージが2本含まれている。クラークオブザコースのカリ・ヌーティネンは、去年のラリースウェーデンのように、雪不足によりステージを短縮するようなことにはならないと断言する。

「気温はマイナス6〜14度程度になると思うが、マイナス20度にまで下がることもある」とヌーティネン。
「それに雪も豊富だ。現地では“ホワイトゴールド”と呼ぶくらいだよ」

ルートは10SSで構成され、総ステージ走行距離は251.08km。リエゾンも含めた総ステージ走行距離は830.88kmで、ステージ比率は30.22%(最終日単独では35.62%)と高めの構成だ。どのステージも本拠地のロバニエミから78km以上離れることはなく、非常にコンパクトなルートとなっている。一方で、初日の26日に設定される2本は、イベント最長の31.05kmのリピートで、2本目はナイト走行と、開幕戦モンテカルロに続いて非常に過酷な幕開けとなりそうだ。
(Graham Lister)



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