ピレリは、今週開催されるWRCアークティック・ラリーフィンランドに向けたタイヤの開発に、メルセデスのF1ドライバーでフィンランド出身のバルテリ・ボッタスからのフィードバックを使っている。
ボッタスは、1月にフィンランドラリー選手権として開催され、WRC第2戦のベースにもなるアークティック・ラップランドラリーに参戦。この際、WRCアークティックでWRカー勢が使用するピレリのSottozero WJとSottozero Iceを履いている。
「この新しいタイヤは、本当に素晴らしいよ」と語るボッタスは、シトロエンDS3 WRCで参戦したこのラップランドラリーを3位でフィニッシュした。
「ブレーキのパフォーマンスとトラクションが、格段に向上している。高速での安定感と耐久性もよかった。本当に楽しい経験をさせてもらったよ」
アークティック・ラリーフィンランド用にピレリが準備したスタッドタイヤ、Sottozero Iceは、長さ205mmのタングステン鋼のスタッドが384本埋め込まれており、突出量は7mm。このイベントには13台のWRカーがエントリーしているが、各車が使用できるタイヤは20本までとなっており、シェイクダウン用には別途4本が供給される。
(Graham Lister)