奴田原文雄は、新たに「NUTAHARA Rally team」を立ち上げ、2021年のJAF全日本ラリー選手権にトヨタGRヤリスで参戦することを発表した。
チームはオフィス・ヌタハラが運営、KTMS(KOBE TOYOPET MOTOR SPORTS)の協力のもと、車両製作ならびにメンテナンスはRUTS RACING(代表 山田淳一)が行い、横浜ゴム伝統のADVANカラーをまとい、シリーズ最高峰のJN1クラスを戦う。
コ・ドライバーは、奴田原が主宰する「NUTAHARA Rally School」の卒業生である東駿吾を起用。東は成長が期待される23歳の若手であり、チームとしては次世代を担う選手の育成も図る。第3戦「ツール・ド・九州2021 in 唐津」から参戦を開始。最終戦までの8大会に出場を予定しており、シリーズチャンピオンを目指す。
以下チームリリースより奴田原文雄コメント
1994年より「タスカ・エンジニアリング」のADVANランサーで27年間の長きにわたり、国内外問わず数多くのラリーに参戦してきました。常に勝利に向かって前進する情熱溢れるタスカとの活動でしたが、残念ながら昨年末をもってラリー事業をタスカが終了することになりました。
突然のことではありましたが、ラリーにかける情熱を受け継ぎ、新生ラリーチームを立ち上げ活動を継続させて頂けることになりました。また車両製作メンテナンスは元タスカの山田淳一がランサーから継続してこの新チームでも行います。車両はトヨタGRヤリスとなり、またチーム体制も大きく変わります。コ・ドライバーにはNUTAHARA Rally School出身の若手、東駿吾(23歳)を抜擢しました。次世代のラリー界を担うコ・ドライバーのひとりとなれるよう、経験を重ねてほしいと思います。
今年はチャレンジの年になりますが、いままでの経験値を生かしチーム一丸となってシリーズチャンピオンを目標に、熱い戦いで全日本ラリーを盛り上げていきたいと思っています。
ラリー参戦のチャンスを与えてくださったスポンサーの皆様には、大変感謝いたします。そして、応援してくださるモータースポーツファンの皆様にも心から感謝いたします。
チーム概要
チーム名称:NUTAHARA Rally team (ヌタハラ・ラリーチーム)
ドライバー:奴田原文雄 (チーム代表兼任)
コ・ドライバー:東 駿吾
チーフエンジニア:山田淳一 (RUTS RACING)
参戦車両:トヨタ・GR ヤリス (JAF 全日本ラリー選手権JN-1 クラス仕様)
車両名称:ADVAN KTMS GR ヤリス
タイヤ:横浜ゴム