米国の代表的なスバルドライバーで、幅広いモータースポーツで活躍するトラビス・パストラーナとナイトロ・サーカスがタッグを組んで立ち上げたナイトロラリークロス(Nitro Rallycross:NRX)が、2021年のカレンダーを発表した。初年度となる2021年は、米国内のみでのイベントで構成し、その後2022年には北米、ヨーロッパ、中東で10レースの開催を見込んでおり、この2022年からは電動スーパーカークラスの導入も予定している。
2021年は9月に開幕し、4カ月の間に5戦を開催する。いずれも、ミックス路面とモータースポーツでも最大級のジャンプを盛り込んだ特設コースが舞台となる。
開幕戦が開催されるユタ・モータースポーツキャンパスは、2018年にNRXが立ち上がったホームコースで、9月24〜25日に開催される。翌週には、ネバダ州レノ近郊のワイルドウエスト・モータースポーツパーク、さらに翌週もミネソタ州ミネアポリス郊外のERXモーターパークと開幕から3週連続での開催となる。その後、ブレイクを挟み、11月13〜14日にアリゾナ州フェニックスのワイルドホース・モータースポーツパーク、最終戦は12月4〜5日、フロリダ州のジャクソンビルとゲインズビルの間に位置するフロリダ・インターナショナル・ラリー&モータースポーツパーク(FIRM)で開催される。
パストラーナは「NRXが上々のスタートを様子を見ることができて、最高の気分。チームからの反応もとてもいい」とコメント。
「これまでのNRXイベントを上回るスーパーカー部門のエントラントからのエントリーがすでに決まっている。新たに4戦を加えてシリーズ化となったが、独特でクレイジーなコースばかり。ユタ・モータースポーツキャンパスは、自分たちが何年もかけて作り上げてきたものの集大成だ。その後のラウンドも、新しいチャレンジと興奮が待っている」
NRXの親会社、スリルワンスポーツ&エンターテイメントのCEO、ジョー・カーは「NRXが将来のモータースポーツであると心から信じているし、2021年シーズンは北米のラリークロス界の新たな時代の幕開けとなる」