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WRCケニア、オフィシャル全員がワクチン接種、チーム陣は早めにコンテナを発送

©WRC PROMOTER

ケニア政府は、6月24〜27日に開催を予定しているWRC第6戦サファリラリーケニア(グラベル)の主催者スタッフやオフィシャル全員に新型コロナウイルス(COVID-19)のワクチンを接種させる。

ケニア政府のケニア・スポーツ文化遺産長官のアミナ・モハメッドは、サファリラリーは、ケニアで開催される国際スポーツイベントに従事するオリンピックとパラリンピックのアスリートやスタッフを対象とした国家的な予防接種プログラムに含まれると発表した。

「これらのイベントには、全員の予防接種やCOVID-19に関する国際的なスポーツイベントでの対応への相互準拠など、適切な準備が必要。国は、すべてのスポーツ選手と関係スタッフがどこにいても対応できるよう保証する」とモハメッドは語る。

同省は、この計画のために3500人分のワクチンを用意し、4月13日まで接種を行うという。サファリラリーケニアのクラークオブザコース、グルビエ・バブラ(写真)も、早々にワクチンを受けた。

4月8日にナイロビにあるモ位・インターナショナルスポーツセンターで行われた初回の接種では、WRCサファリのスタッフ500人以上が、アストラゼネカのワクチンを接種した。2回目のワクチン接種は6月上旬に行うとしている。

ケニア政府は、19年ぶりとなるサファリラリーケニアのWRC復帰に深く関わっており、同国のウフル・ケニヤッタ大統領は、今季のWRC第6戦は予定どおり、ナイバシャ近郊のリフトバレーで行われることに自信を見せている。

チーム陣は、今季最初の遠征戦に向けての準備に奔走しており、貨物は来週にはアフリカに向けての船がヨーロッパを出発する。

Mスポーツ・フォードのチーム代表、リチャード・ミルナーは「機材の発送は通常より2週間ほど早いかもしれないが、現状では少し慎重に対応するほうがいいと思っている」と語る。
「スエズ(運河)での事故により世界的に海運のトラブルが波及しているので、月曜日には送り出せるように荷積みをしている。これを送り出してから、サファリの前に行われるクロアチア、ポルトガル、イタリアに向けての作業に専念していく」

パンデミックの影響により、このサファリラリーケニアは、昨年3月のラリーメキシコ以来となるヨーロッパ外で行われるWRC戦となる。

「またヨーロッパの外でイベントが開催されるのはいいことだし、サファリのようなイベントに行くのはエキサイティングだね」ともミルナーは語る。
「もちろん、競技車両やスペアパーツの一部はイベントの直前に空送することになるが、今回はレッキ車両や大量のスペアパーツ、セットアップ用のキットを積んでいる」

ヒュンダイとトヨタのコンテナも、来週にはアフリカに送り出されるとのことだ。

M-SPORT



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