ヒュンダイ・モータースポーツは、4月10〜11日に開催されたイタリアラリー選手権第2戦ラリーサンレモ(ターマック)において、ヒュンダイi20 R5で参戦したクレイグ・ブリーンとアンドレア・クルニョーラが1‐2フィニッシュを飾ったことを伝えている。ブリーンは、今月参戦が決まっているWRC第3戦クロアチアラリー(ターマック)の準備としての参戦であった一方、昨年のイタリアチャンピオンであるクルニョーラはタイトル防衛をかけての戦いとなった。
ヒュンダイ・ラリーチーム・イタリアのクルニョーラはラリーを通して安定したパフォーマンスを披露し、ヒュンダイ・イタリアからの支援を受けて挑んでいる今季、初めてポディウムに上がった。雨が降った後でスリッパリーなセクションも多く残る中、開幕ステージと最終ステージでベストタイムをたたき出したほか、セカンドベストを4本マーク。これにより、選手権争いでも高ポイントを獲得した。
このイベントには、ヒュンダイのカスタマーレーシング・ジュニアドライバーであるオリバー・ソルベルグもi20 R5で参戦。序盤トップ5に入る走りを見せていたが、コーナーでワイドに滑ってしまい左リヤにダメージを負ったことでリタイアを喫している。また、このラリーには全日本チャンピオンの新井大輝がフォード・フィエスタ・ラリー2で参戦。総合27位でフィニッシュ。新井も、WRC第3戦クロアチアラリーへの参戦を予定しており、その準備として参戦していた。
サンレモと同じ週末の4月8〜10日、スペインでは新たにスペイン・スーパー選手権が始まり、ラリーシエラモレナで開幕。ヒュンダイ・スペインがサポートする3台のi20 R5がエントリーし、フランシスコ・ロペスが総合8位でヒュンダイ勢最上位につけた。スレイヤン・ペルニアも予選ステージとシェイクダウンではベストタイムをマークし、初日を終えた時点で2番手につけていた。しかし、2日目の最初のステージでコースオフ。マシンにダメージを喫したことでリタイアとなった。
CIRラリーサンレモ、最終結果
1. C.ブリーン(ヒュンダイi20 R5) 58:25.6
2. A.クルニョーラ(ヒュンダイi20 R5) +4.7
3. F.アンドルフィ(シュコダ・ファビア・ラリー2) +8.0
4. S.アルベルティーニ(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) +18.1
5. G.バッソ(シュコダ・ファビア・ラリー2) +32.2