ペター・ソルベルグは今シーズン、ヒルクライムの最高峰であるアメリカ・コロラド州のパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムにチャレンジすることを明らかにした。
ペターはこのイベントに「ゲスト」扱いではなく、本気で参戦するつもりでいる。モンスターこと田嶋伸博が打ち立てた10分01秒408という記録を打ち破るだけでなく、10分のカベを超えて前人未踏の9分台を目指しているのだ。
このプロジェクトのために立ち上げた「ペター・ソルベルグ・エンジニアリング」でマシン開発の陣頭指揮を執るのは昨年PSWRTのエンジニアを務めたフランソワ・クサビエ・ドゥメゾンだ。マシンは彼らのイニシャルを冠した「PS-FX」。現時点ではチューブラーフレームにカウルをかぶせた完全なプロトタイプマシンで、6気筒ツインターボエンジンを搭載するということしか明らかになっていないが、春にはアルゼンチン・アンデス山脈で高地セッティングを含めたテストを行なう予定だという。
イベントは今年の6月26日、アメリカはコロラド州のパイクスピークにて開催される。