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トヨタがWRCエストニアの公式パートナーとしてオフィシャルカー供給

©RALLY ESTONIA / Jaanus Ree

WRC第7戦ラリーエストニア(グラベル)の主催者は、トヨタがイベントの公式パートナーとしてオフィシャルカーを供給することを発表した。また、ハイブリッドカー、電気自動車、水素自動車で訪れる全員の駐車料金を無料にする。

WRCエストニアとは長年のパートナー関係にあるトヨタだが、2021年は新たな協力関係を結んだ。トヨタはイベントの公式パートナーとして、運営チームにトップレベルで環境に優しいフルハイブリッドカーを供給する。5月6日には、最初の3台のハイブリッドカー、トヨタ・ハイランダー、トヨタRAV4、トヨタC-HRがラリー運営チームに贈られるセレモニーが行われた。イベントの準備期間や開催中は、合計20台以上のトヨタ車がラリーエストニアで活躍することになり、そのすべてがハイブリッドであるという。

RALLY ESTONIA / Jaanus Ree

トヨタとWRCラリーエストニアの協力関係に加え、エストニアでは最も人気のあるブランドであるトヨタとの共通の理解と価値観をもとに、同国で最も期待されているスポーツイベントを力強く支えていく。トヨタはWRCエストニアの主催者チームに、それぞれの役割に合わせたモデルを選んで提供するという。トヨタのハイブリッドモデルは、コンパクトなヤリスからRAV4、ハイランダーSUVとレンジが幅広く、そのすべてが低燃費と環境面でも持続可能な車両となっている。

ラリーエストニアにとって、すべてのスポンサーやパートナーたちと共通の価値を持つことは非常に重要な要素。トヨタとの戦略的な協力関係は、持続可能な開発という信念のもとにある。トヨタは25年近くに渡って、ゼロエミッション車両の達成だけでなく、その先についても見通しをもった目標を掲げてハイブリッド技術の開発を続けている。フルハイブリッドカーに加え、トヨタのモデルのレンジには、ゼロエミッション水素燃料電池自動車、ミライもある。このモデルは、2022年からラリー1にハイブリッド電動規定が導入されるWRCの新たな段階の中で目にする日も遠くないだろうと、主催者のリリースでは示唆している。

トヨタのバルチックマーケティング部門のジェネラルマネージャー、マレク・マイデは「トヨタ自動車の豊田章男社長は、トヨタの車両は決して退屈させないと約束をしてくたが、それを完全に果たしてくれた」と語る。
「昨年、セーフティカーとしてラリーエストニアでデビューしたGRヤリスは、ラリーの熱狂的なファンとプロのドライバーの両方からスポーツカーの“純血種”として魅了されており、まさにサクセスストーリーとなった。これは、追加注文を得生産量が増加したことに表れている。トヨタの手法は、ラリー活動で培った技術と経験を将来の自動車技術の基礎として固めることにあり、我々もハイブリッドカーがWRCに登場することを楽しみにしている」

WRCラリーエストニアの商業ディレクター、タルモ・ホーベは「トヨタとは長年に渡って協力関係にあり、次のステップとして、トヨタがオフィシャルカーパートナーとなったことは、我々の長期的なゴールに向けては、ごく自然なステップ」とコメント。
「世界クラスのラリーイベント、WRCラリーエストニアの主催者として、またグリーン・タイガーの創立メンバーとして、我々にとって環境と自然保護、持続可能性は、エストニアの自然をクリーンに保ち傷つけないために最優先で重要な事項だ。我々は、この分野において世界の革新者でありパイオニアになりたいと考えている。トヨタとともに、さっそく今年からグリーン戦略を精力的に実行することができる。トヨタのハイブリッドカーを主催者チームで使用することに加え、我々はラリーエストニアにハイブリッド、電気自動車、水素自動車で訪れるすべての方に、自動車の入場を無料にする。こうした対応や、そのほかの連携企画によって、エストニア全体をより環境に優しい国にすることに貢献するために、今年のイベントから重要かつ具体的な成果を達成することができるだろう」
す。

ラリーエストニアは、7月15〜18日、タルトゥを拠点に、タルトゥの郊外、オテパア、エルバ、カネピ、カンビャ、ペイプシアーレ、ムストベーを走行する。



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