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トヨタ・ケニア、WRCサファリに先駆けナイロビで2019年型ヤリスWRCを展示

©WRC PROMOTER

今季のWRC第6戦として6月24〜27日に開催が予定されているサファリ・ラリーケニア。5月10日には首都ナイロビで、トヨタが2019年にタイトルを獲得したトヨタ・ヤリスWRCが展示された。ケニアのラリーファンにとっては20年近くぶりに、現行のWRカーを間近に目にすることとなった。このマシンは、WRCケニアの開催中まで、ナイロビにあるトヨタ・ケニアのショールームに展示される。

トヨタはサファリで大きな成功を収めており、黄金期の1984〜1995年には8勝をマークしている。ビヨルン・ワルデガルドが3勝(84、86、90年)、そのほかユハ・カンクネンが2勝(85、93年)、カルロス・サインツ(92年)、イアン・ダンカン(94年)、藤本吉郎(95年、W2L)がそれぞれ1勝ずつ挙げている。93年にはセリカ4WDターボで1-2-3-4フィニッシュを飾った。

ケニア政府のケニア・スポーツ文化遺産長官のアミナ・モハメッドは、トヨタはサファリでの成功により“キング・オブ・アフリカ”の称号を得たと語った。
「今日のイベントにより、2021年6月24日にこの国、この大陸にWRCが戻ってきた時には、トヨタの歴史をより間近に感じられることができるだろう。久しぶりにトヨタチームの活躍を見ることができるのは本当に喜ばしいこと。かつてサファリラリーはマニュファクチャラーにとっては自動車の耐久性や信頼性を評価するためのテストの場としても使われてきた。トヨタ、フォード、三菱、ランチアのようなマニュファクチャラーや、ラリー界の多くのトップワークスチームを魅了してきた歴史がある」

トヨタ・ケニアのマネージングディレクターを務めるアルビンデール・リールは、ラリーに対して3000万シリング(約3060万円)の支援に加え、イベント中に使用する00カーとしてハイラックスを提供することも発表した。

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