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WRCポルトガル:カッレ・ロバンペラ「アクシデントから数日でテストに戻れてよかった」

©WRC PROMOTER

WRCクロアチアでは、SS1でクラッシュという不本意なかたちでラリーを終えたカッレ・ロバンペラ。このSS1は、5.4kmのショートステージだったが、右コーナーでドリフトが膨らみすぎてコースアウトしてしまった。木に引っかかって止まったものの、ロバンペラのトヨタ・ヤリスWRCはダメージがひどく、再スタートすることはできなかった。

現在20歳のロバンペラは、今季初のグラベルラリーとなる今週のポルトガルでは、隙のない戦略を採ると誓ったようだ。
「クロアチアのことがあったので、ポルトガルではもう少し賢明なアプローチになると思うが、すぐにいいペースをつかんで上位争いができたらいいね」とロバンペラ。
「自分にかなり合っているイベントだと思うし、2019年にWRC2プロ部門で参戦した時はとても楽しんで走って、部門優勝することができた」

クロアチアでリタイアを喫したのち、ロバンペラはすぐにマシンに戻り、グラベルラリーに備えたテストを行っていたという。ロバンペラのWRCグラベルラリー参戦は、昨年10月のサルディニア以来だ。
「クロアチアでリタイアした後、数日後にはポルトガルでプレイベントテストに参加することができてよかった。実は、フィーリングを取り戻すまで少し時間がかかった。グラベルが久しぶりだったから、というだけだけどね」とロバンペラ。
「全体的には、マシンにも新しい(ピレリの)グラベルタイヤにも、いいフィーリングを感じたよ」

クロアチアでノーポイントに終わったことで、ロバンペラはドライバーズ選手権5番手に後退。それにより、ポルトガルでの走行順は5番手となる。ポルトガルのスリッパリーでサンディな路面は、出走順が早い選手たちにとってはグリップが得られにくいため、ロバンペラはトヨタ勢では最も好条件で初日を迎えることになりそうだ。



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