WRCサルディニア:SSフィニッシュ後にFワード連呼のオストベルグにペナルティ – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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WRCサルディニア:SSフィニッシュ後にFワード連呼のオストベルグにペナルティ

©Red Bull

WRC第5戦サルディニアの審査委員会は、WRC2にシトロエンC3ラリー2で参戦していたマッズ・オストベルグにペナルティを科すことを明らかにした。オストベルグはSS18でのパンクが原因でWRC2のリードを失い、SSフィニッシュ後のインタビューに対して放送禁止用語を連呼。この行動に対して1000ユーロ(約13万円)の罰金と、1戦分の勝利に相当する選手権ポイント25点の剥奪(2021年中にインタビューでの罵詈雑言など同様の行為を行った場合の執行猶予付き)というペナルティを科した。

WRCは現在、有料サービスのAll Liveで全ステージをライブ配信しており、WRC、WRC2の選手権ドライバーは、時間の許す限り各ステージフィニッシュ直後のドライバーのコメントを伝えている。All Liveは走行シーンだけでなく、ドライバーの表情やコメントなど臨場感あふれる映像を世界のどこにいてもリアルタイムで楽しむことができ、今やWRCファンにとっては欠かせないツールと言える。当然、WRCのプロモーションにおける効果も非常に高い。

オストベルグは、この日最初のSS17でWRC2首位のヤリ・フッツネンを逆転しトップに立っていた。しかし続くSS18で右フロントタイヤをパンクしスローダウン。27.1秒をロスして首位から陥落し、最終的には7.5秒差でWRC2優勝を逃すこととなった。オストベルグはこのSS18のストップコントロールで行われたインタビューで、いわゆるFワードと呼ばれる放送禁止用語を使った表現を繰り返し、走り去った。この後、All Liveのキャスターは、このような表現が配信映像で伝えられてしまったことを陳謝し、オストベルグが相当に感情的になっていたのだろうと説明した。

裁定では、当該ステージでトラブルに見舞われ、感情をコントロールできなかった心情は理解できるものの、ドライバーは生中継が行われているTVインタビューでは、常に相応のレベルで対応できるよう自らをコントロールしなくてはならないと説明。

また、品位に欠ける言葉を使うことはスポーツマンシップに反する行為とみなされ、モータースポーツ全般のイメージを損ない、FIAが守る価値観に反するものだと指摘。FIA世界選手権に参戦するすべてのドライバーは、自らが模範を示していることを自覚すべきだと締めくくっている。

Jaanus Ree/Red Bull Content Pool



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