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【速報】全日本ラリーモントレー:初日のSS1を終え、シュコダの柳澤宏至が首位

©Jun Uruno

2021年シーズン全日本ラリー選手権第6戦「MONTRE 2021」の初日が、6月12日(土曜日)に1カ所のスペシャルステージを舞台に行われ、柳澤宏至/保井隆宏(シュコダ・ファビアR5)が、奴田原文雄/東駿吾(トヨタGRヤリス)に3.5秒差をつけてトップに立った。7.8秒差の3番手には勝田範彦/木村裕介(トヨタGRヤリス)がつけている。

初日にレッキと21.92kmのステージを1本走行、2日目に19.65kmを午前と午後でリピート。2年ぶりの開催となったモントレーは、20km前後のロングステージ3本のみという、変則的なレイアウトが採用された。

12日の16時48分にスタートしたSS1、優勝候補のひとりだった新井敏弘がスタートから4km地点で左フロントタイヤをパンク。ステージ中の交換を余儀なくされ、4分近くをロスしてしまう。これで、新井は早くも優勝争いから脱落してしまった。

このステージでベストタイムを記録したのは、地元群馬を拠点とするクスコレーシングの柳澤。2番手の奴田原に3.5秒差のベストに「丹後の路面よりもタイヤの相性が良くて、グリップを感じて走れました。それでベストタイムを獲れましたね。明日はまたコースが違うので、気持ちを入れ替えて頑張ります」と、初日首位にも冷静に振り返る。

一方の僅差の2番手に付ける奴田原は、「タイムはもう少しいけたんですが、前半はシフトミスしたり、ドライバー側がまだクルマに慣れていない部分が出てしまいましたね。クルマのフィーリングは悪くありませんし、明日も無事に走り切りたいですね」と、慎重にコメントした。

3番手の勝田は、今回からGRヤリスにリヤウイングを装着。「順調なんですが、ちょっと抑えすぎてしまいましたね。トリッキーなステージに心の準備ができていませんでした(笑)。このラリーに向けてウイングを装着したり、リヤのダンパーや車高を変更しています。この変更したことでクルマもさらに良くなりました」と笑顔で語り、こちらも首位を射程圏内に入れている。
 
ラリーはJN3にエントリーする竹内源樹/木村悟士のクラッシュによりコースが一時ふさがれてしまい、前後の選手には16分39秒0のタイムが与えられている。



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