WRC第5戦ラリーイタリア・サルディニア(グラベル)の最終日、勝田貴元のコ・ドライバーを務めるダニエル・バリットは暑さによる脱水症状で体調不良に陥った。勝田はなるべくバリットに負担をかけないよう慎重に走行し、2戦連続の自己最高位となる4位を獲得している。
そのバリットはラリー後に医師のもとを訪れて検査を行ったが、大事には至らなかったという。
ラリー後、チームオーナーであるトヨタ自動車の豊田章男社長はワークスチームの大健闘に対してコメントを発表していたが、その中で育成クルーであるバリットの体調も気遣い、下記のようにコメントを寄せている。
「追伸 ダンへ
クルマは直せばまた走れる。だけど君がいなかったら貴元は走れない。貴元もダンの体のことを第一に考えて、最後は無理せずゴールを目指す決断をしてくれたと思います。二人の決断に感謝。そして、とにかく健康第一!」
(Graham Lister)