過去3回、ヨーロッパラリー選手権のチャンピオンに輝いたソビエスラブ・ザサダが、今月開催されるWRC第7戦サファリラリー・ケニアで国際舞台に電撃復帰する。ザサダは現在、91歳。
ポーランドの強豪として名を馳せたザサダは1966年、1967年、1971年と3回、ERCタイトルを獲得している。ザサダは今回のWRCサファリで、Mスポーツ・ポーランドがプリペアするフォード・フィエスタ・ラリー3を駆る。フィエスタ・ラリー3がWRCに登場するのは、このサファリが初めて。
「今の時代のサファリがどのようなイベントなのか、すごく興味があるので参戦を決めたんだ」と語るザサダ。WRC参戦は、三菱ランサーエボリューションⅢで参戦した1997年のサファリ以来となる。
「休日気分で行くつもりはない。自分はまだ、自分自身に挑む力を持っている。最後にサファリに参戦した時から本当にたくさんのことが変わったことは分かっているし、同じなのは唯一、ケニアの道だということだ。自分はフィニッシュできると信じているよ」
(Graham Lister)