クレイグ・ブリーンは、今週開催するERC開幕戦ラリーポーランドを手始めに、5週間でグラベルラリー4戦に参戦する。
今回が100周年を迎えるラリーポーランドに参戦した後、ブリーンはイタリアラリー選手権のラリーサンマリノ、ERC第2戦ラリーリエパヤ(ラトビア)、そして7月15日に開幕するWRCラリーエストニアに参戦する。
最初の3戦はヒュンダイi20 R5で参戦した後、WRCエストニアではi20クーペWRCをドライブする。ブリーンがグラベルラリーに参戦するのは、2020年9月のWRCエストニア以来。ラリー2マシンでのグラベル参戦は、その前月に参戦したラリーリエパヤ以来だ。
「たくさんのことが待っているが、これだけ頻繁に参戦できるのはどのドライバーでも憧れることだよ」と31歳のブリーンは独自の取材に答えた。
「準備も多くて大変だが、それでもこれだけたくさんラリーカーをドライブすることができるんだから、本当にワクワクが止まらないよ」
ERCではチームMRFタイヤの開発プログラムとしての参戦2シーズン目を迎えるブリーンだが、7月のエストニアでWRCのワークスチームから参戦することに最も重点を置いている。ブリーンのWRC参戦は4月のクロアチア以来で、この時はデイ2の序盤でパンクを喫している。
「またWRカーに乗ることができるのは、本当に感謝しかない」と語るブリーンは、昨年のエストニアでは地元ヒーローのオィット・タナックに続く2位でのフィニッシュを飾っている。
「昨年のエストニアは本当にいいイベントになったし、すごく楽しかった。今では参戦回数も増えて、いい経験も積んでいる。WRCはここ数戦出ていないので、(エストニアでの)走行順も有利になると思うしね」
(Graham Lister)