WRCサファリ:フルモー「世界王者とステージウインを争ういいバトルができた」デイ2コメント集 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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WRCサファリ:フルモー「世界王者とステージウインを争ういいバトルができた」デイ2コメント集

©M-SPORT

サファリラリー・ケニアのデイ2終了後の各ドライバーからのコメント(抜粋)。今季、Mスポーツ・フォードからWRカーのスポット参戦で安定した結果を残しているフルモー。SS9では待望のステージウインを逃すものの、オジエに続く2番手タイムをマーク。世界王者と競りあえる実力を披露できたことに満足を見せた。
(カッコ内は順位の前日比)

[ヒュンダイ・モータースポーツ]
ヒュンダイi20クーペ WRC

■ティエリー・ヌービル/総合首位(=)
「今日、目の当たりにした最終ステージを終えてサファリをリードできていて安心した。どれくらいの差かは関係ない。順位を守っていることが今日、最も重要なことだった。ここ2日間、首位を守るためにハードにプッシュしたので、必死に戦いポジションを譲らなかった。ほかのドライバーもあのステージで雨に見舞われたのは知っていたが、自分の走行順では3km走った時点ですでにウエットコンディションだった。ここでもうタイムをロスしていると気付いたが、状況は悪くなる一方だった。土砂降りになったセクションが4、5カ所はあったが、できる限り速く走ろうと覚悟を決めた。マシンを道の上に留めるのも簡単ではなかったが、やり切った。これであとは最終日に集中できる。明日もラフな1日になるが、レッキでは楽しめたステージなので、トラブルフリーな走りをして、勝利を手にしたい」

■オィット・タナック/総合4位(↓)
「最終ステージをスタートしてすぐに雨が降りだし、残念なことに自分側のフロントガラスのヒーターが機能しなかった。マルティンに、避けられる道がないかを聞いたが、スリッパリーなコンディションで30kmほどそのまま走らなくてはならなかった。マシンを停めてガラスを拭き対処しなくてはならなかった。このステージではすごく時間がかかったし、厄介だった。明日は厳しい1日になるし、チームとしてはフィニッシュすることが重要なので、自分の仕事に専念する」

■ダニ・ソルド/総合13位(↑)
「最終ステージをスタートする前に雲が見えたので、チームに画像を送り何かが来そうだと伝えた。自分たちは雨を避けることができ、あのコンディションの中でも速く走ることができた。ステージウインを獲って、いい形で1日を終えられた。それまでは、走行順が先頭だったので砂利掻きの影響が大きく、あれが精いっぱいだった。今日は特にターゲットは作らなかった。とにかく走り続け、マシンでのいいフィーリングをキープすることに集中していた。スリッパリーで厳しいコンディションの時もあったので、慎重にならなくてはいけなかった。特に順位争いをしている位置にはいないので、安全にフィニッシュしたいし、リスクは一切負わない」

[トヨタ・ガズーレーシングWRT]
トヨタ・ヤリスWRC

■セバスチャン・オジエ/総合3位(↑)
「ポジティブな1日だった。いいペースで精いっぱいの走りができたと思うし、ライバルにプレッシャーをかけ続けて、今日を終えてポディウム圏内まで順位を挽回することができてよかった。最後のステージでは、あんなにひどい雨が降るとは予想していなかった。5kmあたりで信じられないくらいの土砂降りになり始めた。ここで地面がウエットになるとすごくスリッパリーになることは分かっていたが、その通りだった。まるで氷の上を走っているようなセクションもあったので、道の上に残っていられてよかったし、順位も上げることができた。明日もラフなセクションが残っているので、まだまだ戦いは終わっていない」

■カッレ・ロバンペラ/総合7位(↑)
「自分たちの努力だけで順位を上げられる状況ではなかったので、とにかくトラブルを避けて、上位に何かが起きた時のために備えるのが今日のプランだった。今日のステージはそれほどソフトではなかったので、少しドライビングを楽しむことができたし、大きなリスクを負わずにペースを上げることができた。明日は金曜日のようにかなりソフトな路面のステージになると思うので、どれくらいコンディションが荒れるのか、パワーステージで自分たちがどこまでできるのか、面白くなりそうだ。自分たちもまだ、総合順位のことも気にしなくてはならないからね」

■エルフィン・エバンス/総合12位(↑)
「今日、再スタートしてサファリのステージの経験を得ることができてよかった。道の先がどうなっているのかを読むのが難しい場所もあったので、いいペースノートを作れたかどうかが鍵だった。午後のループも1回目の走行から路面はそれほど悪くなっていなかった。昨日の状況を思えば、かなり驚いた。でも、自分たちが専念したことは、マシンが無事のまま今日を走り切り、明日に向けていい状態を保つことだった。明日のステージは非常に厳しく、ステージごとに性格がかなり違う。もちろんパワーステージは狙っているので、自分たちがいい結果を出せるかどうか楽しみだ」

[Mスポーツ・フォードWRT]
フォード・フィエスタWRC

■ガス・グリーンスミス/総合5位(=)
「マシンのフィーリングはよくなり、今日の高速でリズムに乗れるステージに合っていた。深い砂地はラリーの中でも速度域の低いセクションで、少しトラクションに苦戦したが、今日は自分たち本来のペースを見せることができて満足。ほかのドライバーたちと話をすると、1回目の走行と、たくさんのマシンが通過した後の2回目の走行での路面変化だけでなく、同じ問題を抱えていたことが分かる。ラリーの主催者が、コーナーをカットした時にマシンがあまりラインを外さないように石を置いていたのだが、レッキの時にはなかったので、前のマシンがそれを弾き出してしまうこともあり、さらにチャレンジングな要素だった。そんな時は少し躊躇してしまうものだが、自分たちはできる限りスムーズにステージを走り切れたと感じている。クリーンにフィニッシュすることができれば、本当に貴重な経験をたくさんすることができると思う」

■アドリアン・フルモー/総合6位(=)
「いつか初めてのステージウインを獲りたいと願っていたが、今日はいいペースが出せた。今日最初のステージでは慎重すぎたかもしれないが、でも2本目ではプッシュすることができ、いまのラリー界で最も成功を収めているドライバーと競ってステージウインを逃したなど、いい戦いができた。2ループ目は、余裕を持って走ることができた。道がクリーンなところではプッシュできると分かっていたのでタイムも出たし、自分たちの速さを見せることができた。全体として自分たちとしてはとてもポジティブな日になったし、ガスも自分もいい順位につけて最終日を迎えることができるので、チームのためにいいリザルトを持ち帰りたいね」



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