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ロバンペラ、エストニアの勝利で初の“親子WRCウイナー”に

©Toyota Gazoo Racing WRT

WRCラリーエストニアで、WRCでの史上最年少優勝記録を更新したトヨタのカッレ・ロバンペラ。ロバンペラは同時に、“WRCウイナーの息子”としてWRC勝利を挙げた初めてのドライバーという記録も樹立した。ラリーエストニアで息子の勝利を祝福したカッレの父ハリは、2001年のラリースウェーデン(プジョー206WRC)でキャリア唯一のWRC勝利を挙げている。これまで多くの二世ドライバーが参戦しているが、親子でWRCでの優勝を達成した初の事例となった。

WRC最年少優勝記録は、1980年のRACラリーにおいてヘンリ・トイボネンが24歳2カ月25日で立てた記録が長らくトップだったが、2008年のスウェーデンでヤリ‐マティ・ラトバラが更新。その記録を自らのチームの若手が更新したことについて、ラトバラは「彼が勝ったことが本当にうれしい。自分の記録が破られたことも、とてもうれしいよ。WRCの最年少ウイナーはフィンランド人という伝統を守ることができたんだから」とラリー後の記者会見で語っている。

これまでのWRC最年少記録
カッレ・ロバンペラ(フィンランド) 20歳9カ月17日(2021年エストニア/トヨタ・ヤリスWRC)
ヤリ‐マティ・ラトバラ(フィンランド) 22歳10カ月7日(2008年スウェーデン/フォード・フォーカスRS WRC07)
ヘンリ・トイボネン(フィンランド) 24歳2カ月25日(1980年RAC/タルボ・サンビーム・ロータス)
マルク・アレン(フィンランド) 24歳5カ月6日(1975年ポルトガル/フィアット・アバルト124ラリー)
(Graham Lister)



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