クスコレーシングは28日、栃木県丸和サーキットでプロトン・サトリアネオの試乗会を行ない、併せてAPRC/JRCの参戦体制を発表した。APRCメインシリーズにはインドネシアのリファット・サンガーが三菱ランサーエボリューションⅩで参戦。サンガーと炭山裕矢がエボⅩでアジアカップにエントリーする。チーム名はクスコレーシング・ワールドラリーチーム。
また今年から新設されるチームズカップを目指す同チームは、パシフィックカップにもエントリー。ドライバーにオーストラリアのコディ・クロッカーを起用する。2006-2009年にAPRC4連覇を達成したクロッカーがドライブするのは、クスコが新たに製作するGRB型スバル・インプレッサ。R4車両のマシン開発にも、クロッカーの戦力が期待できそうだ。
さらに既報のとおり、クスコレーシング・ジュニアチームとして、番場彬がプロト
ン・サトリアネオで、同じく今年新設のAPRCジュニアカップタイトルを目指す。
番場のチームメイトとして、マレーシア人クルーの起用も調整中で、同チームのAPRC参戦体制が一気に拡大する。こちらのチーム名はクスコ・プロトン・ジュニアチームとなる。
なお、昨年までAPRCを戦っていた柳澤宏至は、エボⅩでの全日本参戦にスイッチ。若手の牟田周平をサトリアネオのドライバーとして起用する。
<クスコレーシング2011年体制>
クスコレーシング・ワールドラリーチーム(APRC)
リファット・サンガー:三菱ランサーエボリューション
炭山裕矢/加勢直毅:三菱ランサーエボリューション(マレーシア/日本/中国)
コディ・クロッカー:スバル・インプレッサ
クスコ・プロトン・ジュニアチーム(APRC)
番場彬:プロトン・サトリアネオ(マレーシア/オーストラリア/ニュージーランド/日本)
クスコレーシング(全日本)
柳澤宏至/中原祥雅:三菱ランサーエボリューション(佐賀/愛媛/宮崎/北海道/北海道)
牟田周平/保井隆宏:プロトン・サトリアネオ(愛媛/宮崎/福島/北海道/北海道)