ついに開幕したIRCラリーモンテカルロ。フランスの東部に位置するバランスを起点として4本のステージが行なわれた。天候は良く、路面はドライ。
ディフェンディングチャンピオンであるユホ・ハンニネン(シュコダ)は41kmのSS2でステージ2番手のペター・ソルベルグを15.1秒も突き放すスーパーベストをマーク。タイヤチョイスが成功したのも大きかったという。
「何のトラブルもミスもなく、完璧な1日だった。マシンのフィーリングもいいし、ラリーのリズムもつかめたと思う。とは言え、まだラリーをコントロールするには至っていない。先は長いから、気を引き締めていかないとね」とハンニネン。
2番手にはフレディ・ロイクス(ベルギー)が44.5秒差で続く。プジョー207で出場しているペター・ソルベルグは55.3秒遅れの3番手だ。
ペター・ソルベルグは「このマシンでドライ路面を走るのは初めてだったけど、3番手なら悪くないんじゃないかな。実はウォールにヒットしてサスペンションを少しぶつけたけど、パンクしなくてラッキーだった。もっとプッシュしていくつもりだ」と、今後の巻き返しを図る。
以下、4番手にステファン・サラザン(プジョー)、5番手にガイ・ウィルクス(プジョー)、6番手にヤン・コペッキー(シュコダ)と続く。フランソワ・デルクール(プジョー)は8番手。