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WRCストーブリーグ、セバスチャン・ローブはWRC復帰説を否定

©Bahrain Raid Extreme

WRC最高峰カテゴリーがハイブリッドのラリー1規定マシンとなる2022年、シリーズにとって大きな転換期を迎えるシーズンのストーブリーグに注目が集まる。しかしセバスチャン・ローブは、WRCに復帰するのではという複数メディアの報道を一蹴した。

WRC9連覇記録を樹立したローブはフル参戦から退き、ヒュンダイとの2年間の契約を終えた2020年以降はシリーズから遠のいていた。以降は、プロドライブが運営するバーレーン・レイド・エクストリームから参戦するクロスカントリーのプログラムと、同じくプロドライブが監督するルイス・ハミルトンのエクストリームEチーム、X44での活動に専念している。

Mスポーツ・フォードからプーマ・ラリー1でWRCに戻るのではという報道について、英国のモータースポーツマガジン誌からの問い合わせに対し、ローブは「どこからそんな話が出たのか分からない」と答えた。
「確かに1カ月前にマルコム(ウィルソン、Mスポーツのマネージングディレクター)と、1〜3戦くらいの可能性について話はしたが、それだけだ。あの時は、そんな感じでただ会話をしただけで、現状、自分が優先しているのは、自分がいまやっていること、エクストリームEとダカールに向けての準備だ。何の契約も行っていないし、将来WRCに出るか出ないかは自分でも分からない。メディアはこの話題を盛り上げすぎているよ」

一方でローブもラリー1マシンをドライブすることに魅力を感じていることは事実。もしローブのドライビングが実現すればMスポーツにとって非常に有益な人材となるだろう。
この新規定ラリー1マシンに関して、ローブはモータースポーツマガジン誌に「マシンのパフォーマンスにとって、いい動きだと思う」とコメントしている。
「100kWハイブリッドのエンジンは非常にパワフルだし、ドライビングがとても楽しい。ハイブリッドパワーはフルタイムで使用できるわけではないので、どこで使うか、どこで使わないかを少しずつ管理しなければならないので、戦略的に考える必要性も出てくるだろう。そのあたりは面白いだろうね」
(Graham Lister)



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