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WRCプロモーター、WRCチャンピオン王国のフランスのTV局 と8年間の契約更新

©Toyota Gazoo Racing WRC

WRCプロモーターは、フランスの大手民間テレビ局Canal+と、2030年までの8年間にわたる契約更新が合意に達したことを発表した。現在の契約は2022年までとなっていたが、これによりWRCの歴史の中でも、テレビ局との契約としては最長となる。

2022年はWRCにとって50周年のシーズンとなるほか、最高峰カテゴリーにはハイブリッド規定のラリー1マシンと、化石燃料を使わない持続可能な燃料が導入されるというシリーズにとって大きな節目を迎える年となる。このラリー1マシンは、現行の1.6リットルターボ内燃エンジンと洗練された100kW電力モーターを組み合わせて動力とする。

WRCにとってフランスは、セバスチャン・ローブがドライバーズ選手権9連覇(2004〜2012年)、セバスチャン・オジエは2013〜2020年の間に7回タイトルを獲得している背景もあり、重要なマーケット。現在トヨタから参戦しているオジエは今季限りでフル参戦からは退くことを表明しているが、Mスポーツ・フォードの若手アドリアン・フルモーも目覚ましい活躍を見せており、今後のフランスの期待を担うと見られている。

M-SPORT

WRCプロモーターのメディアライツディレクターを務めるフィリップ・メナーは「Canal+やそのほかのTVパートナーとの契約においては、ハイブリッド時代を迎えるWRCへの期待が、重要な要因だった」と語った。

「WRCが50周年シーズンを迎えようとしている中で、半世紀にわたって培われてきた充実したレガシーとともにより持続可能な将来の戦略が加わったことで、世界中の放送局の想像力をかきたてている。2022年が近づいてきているいま、期待は高まっている。ハイブリッドマシンと100%持続可能燃料を導入する我々のエコフレンドリーな将来は、Canal+だけでなく、先日契約した英国のBTスポーツ、ギリシャのコスモテTVとの提携において鍵となる要素。トップレベルのスポーツ界において、8年の契約というのは極めて異例だ。カナル・プリュスの熱意は世界の放送局に向けて、WRCが非常にエキサイティングなものになりつつあり、それに関わりたいと思わせるメッセージになると信じている」



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