競技10日目/アントファガスタ〜コピアポ
チリとペルーの国境から南下、競技9日目を終えたダカールラリーは10日目のステージへ。競技区間はアタカマ砂漠を駆ける508kmだ。
ここに来てフォルクスワーゲンのカルロス・サインツは砂漠ゾーンでスタック。前日までのリード1分22秒をすべて吐き出し、チームメイトのナッサー・アル‐アティヤに逆転を許してしまった。現在ふたりの差は5分14秒。3番手には48分45秒差でジニール・ドゥビリエが浮上している。
前日まで3番手を走行していたステファン・ペテランセルは3度のパンクとオーバーヒートに悩まされてタイムロス。4番手につけてはいるものの、トップのアル‐アティヤから1時間33分30秒と大きく離されてしまっている。
一方、トヨタ・ランドクルーザーの三橋淳は13番手に浮上、市販車部門ではトップを快走している。チームメイトの寺田昌弘は前日を38番手で終えていたが、この日は競技サスペンデッドとなったため、順位は未確定。
カミオンクラスは日野チームスガワラの菅原照仁が11番手、父の義正が13番手と、10リットル以下クラスで1-2体制を築いている。