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世界RXロエアック:中間リザルトトップはヨハン・クリストファーソン

©Rallycross Promoter GmbH

世界ラリークロス選手権第3戦は9月4日、フランスのロエアックで競技が始まった。この日、予選2本を終えた時点でヨハン・クリストファーソン(アウディS1)がトップに立っている。

開幕戦スペインではQ1で失格、母国スウェーデンで開催された第2戦では2回のパンクによりファイナル進出を逃すなど、今季は厳しいレースが続いていたクリストファーソンは、このフランスで悪い流れを変えたいところ。しかし、フリープラクティスを終えて臨んだQ1では、先頭で飛び込んだ最初のコーナーで後続から接触を受けて180度近くまで体制が曲がる場面も。しかし、卓越したマシンコントロールと、ラリークロスの世界最高峰シリーズで3度タイトルを獲得した技術で切り抜けたクリストファーソンは、一度もリードを譲らずにトップフィニッシュ。Q1全体でも、同じく勢いを見せたGRX-SETのニクラス・グロンホルム(ヒュンダイi20)に続くセカンドベストのタイムをマークした。さらにQ2では序盤にジョーカーラップに入る戦略でグロンホルムを攻略。セッション全体でも、ケビン・アッブリング(ルノー・メガーヌRS)を抑えてのトップタイムをマークした。

「このロエアックでは限界までプッシュしなくてはならないが、同時にミスをすればタイムを取り戻すのが難しい。コースを外すとまったくグリップしなくなるからだ」とクリストファーソンは振り返る。
「スタートがかなり重要だ。Q1ではまずまずの滑り出しができたが、コーナリングをしようとした時に100%前を向くことができず、接触された。そこからはフルロック、フルスロットルだったので、あのレースをトップでフィニッシュできてうれしい。あそこを乗り切れたし、ありがたいことにQ2はスムーズに行った」

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フランス拠点のUnkorruptedから参戦するドイツのアッブリングは、2週間前にスウェーデンで開催されたヘリェスで自身初めて世界RXのポディウムに上がっており、その好調ぶりをこのフランスでも維持。Q1の最終コーナーでは豪快にエンツォ・イデをかわし、Q2はセカンドベストタイムをたたき出し、この日は全体3番手で折り返した。

開幕戦、第2戦とそれぞれ勝利を収めたケビンとティミーのハンセン兄弟(プジョー208)は、このフランスではそれぞれ4番手、5番手からの滑り出し。GRX-SETのセカンドカーをドライブするクリスチャン・サボ(i20)が続いた。再び世界RXへの参戦を果たしたティモ・シャイダー(セアト・イビザ)は、Q1でトラフィックに巻き込まれてタイムをロスしたがトップ6でこの日を終えている。

今季から始まったフル電動マシンのワンメイクシリーズ、RX2eでは、このフランスから参戦を開始したドリアン・デスランデスが2回の予選でトップタイムを並べる見事なパフォーマンスを披露した。2番手には元RX2チャンピオンのシリル・レイモンドが続き、フランス人勢が1−2体制と、母国のファンを大いに沸かせた。しかし、Q3では、このふたりはが開幕ラップでバトルを繰り広げる中、ラトビアのレイニス・ニッティスがトップタイムをマーク。世界RX史上最年少で優勝をマークしているニッティスはRX2eのマシンにもすぐに対応し、この日を全体の3番手で折り返した。

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競技は5日、Q3、Q4が行われた後、上位12台がセミファイナルに進出。ファイナルは上位6台で行われる。

世界RXロエアック 中間リザルト 
1 J.クリストファーソン(アウディS1) 95 pts
2 N.グロンホルム(ヒュンダイi20) 92pts
3 K.アッブリング(ルノー・メガーヌRS) 83pts
4 K.ハンセン(プジョー208) 82pts
5 T.ハンセン(プジョー208) 77pts
6 K.サボ(ヒュンダイi20)77pts

RX2e
1 D.デスランデス 138pts
2 C.レイモンド 129pts
3 R.ニッティス 128pts
4 G.デリダー 126pts
5 J.カリオ 119pts
6 I.ソクビスト 113pts



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