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APRC、2021年のファイナル中止を正式発表

©FIA APRC / Com Technology

FIAアジア・パシフィックラリー選手権(APRC)は9月8日、オーストラリアのコフスハーバーで11月27〜28日に開催を予定していたファイナルがキャンセルになったことから、2020年に引き続き2021年もAPRCタイトルは授与を行わないことを正式に発表した。新型コロナウイルスの感染流行がアジア・パシフィック圏内にも大きな影響を与え、各国境間の入国制限が不透明であることや検疫規制が常に変化を続けていることが、ファイナルを含むシリーズを構成するイベントの主催者に大きな影響を与えていることが理由としている。
(以下、発表リリース)


FIAアジア・パシフィックラリー選手権(APRC)は、全8戦によるシリーズのファイナルとされているオーストラリアのコフスハーバーラリーがキャンセルになったことを受け、2021年のタイトル授与を行わない。

COVID-19の影響が続き、国境を越えての出入国や、刻々と変化する検疫規制をめぐる不確実性が、すべての予選ラウンドの主催者に影響を与えた。同じ理由で、シリーズの総合チャンピオンおよび各部門のチャンピオンを決める最終ラウンドにも影響が及んだ。

11月27〜28日に予定されていたファイナルでは、WRCのラリーオーストラリアで使用していた道の一部を設定するすることが計画されていた。

ワーキンググループのチェアマン、ビッキー・チャンドックは、国際自動車連盟との協議を行った上でこの発表に至った。
「悲しいことだが、アジア・パシフィック地域のシリーズ戦のすべてが、COVID-19によって再び大きな影響を受けた。このパンデミックの性質の変化は、すべての競技者と主催者に影響を与えている。我々はファイナルの開催を進められることに期待を持ち続けていたが、パンデミックの性質の変化により、それが現実的でないことも理解できることだ。今回も、我々は次のシーズンを心待ちにし、2022年には応援してもらえる環境になることを願っている!」

最後にファイナルが行われた2019年は中国の農村地域、龍遊で開催され、スバルXVで参戦したリン・ディウェイとコ・ドライバーのレ・ケペンが優勝した。



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