競技5日目/サン・サルバドル〜カラマ
5日目、ダカールラリーはアンデス山脈を越えてチリ国内でのステージに入る。この日の競技区間は207kmだ。上位陣に順位の変動はなく、首位はカルロス・サインツがキープ。2番手にはナッサー・アル‐アティヤ、3番手にBMWのステファン・ペテランセルというオーダーだ。サインツとアル‐アティヤの差は4分24秒まで開いている。
この日健闘が光ったのはMINIカントリーマンのゲラン・シシェリ。前日のサービスで懸案のブレーキを交換し、この日はトラブルフリーで快走。同じX-RaidチームのBMW X3 CCを駆るクリスツォフ・ホロウィツィックをかわし7番手に浮上した。ハマーH3のロビー・ゴードンはステージに向かうリエゾン区間で右前輪のホイールベアリングを破損、競技区間を走り切ったものの、タイムアウトによってリタイアとなっている。
トヨタ・ランドクルーザーの三橋淳は29番手、チームメイトの寺田昌弘は59番手とそれぞれ順位を上げている。日野チームスガワラは菅原照仁が22番手と少し順位を落とすも、父の義正が27番手とひとつ順位を挽回した。