Mスポーツ・フォードと2022年から2年間のWRC参戦契約を結んだクレイグ・ブリーンが先週、Mスポーツ・フォードが2022年から投入するハイブリッドの新規定ラリー1マシン、フォード・プーマ・ラリー1の初テストを行った。
今季、ヒュンダイから参戦したWRCで3戦連続ポディウムをマークする活躍がMスポーツのマネージングディレクター、マルコム・ウィルソンの目に止まったブリーン。Mスポーツが英国グレイストーク・フォレストに所有するプライベートのテスト施設でプーマ・ラリー1を初めてドライブし、今月中にスペインでも様々な路面でもテストを行う予定にしている。
レーシングカート出身のブリーンは、ラリーにスイッチした2008年に初めて、Mスポーツが製作したフォードのラリーマシンをドライブした。
「モータースポーツ界で最も権威のあるブランドのマシンをドライブし、WRCのタイトルをかけて戦うというゴールデンチケットを手に入れた」と語るブリーン。
「マルコム、リチャード、Mスポーツのみんなが自分たちを信頼してくれたことに、身の引き締まる思いだ」
ブリーンは、Mスポーツが2022年のドライバーズラインナップとして最初に発表したドライバーのひとりとなったが、今季、Mスポーツ・フォードからフィエスタWRCでWRCに参戦しているガス・グリーンスミスとアドリアン・フルモーも、2022年も継続してプーマ・ラリー1でフル参戦すると見られている。
(Graham Lister)