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世界RXポルトガル:中間リザルトトップはティミー・ハンセン

©Rallycross Promoter GmbH

世界ラリークロス選手権第7戦は10月16日、ポルトガルのサーキット・インターナショナル・デ・モンタレグレで開幕。この日はフリープラクティスに続き、予選1、2のセッションが行われ、この段階の中間リザルトで選手権リーダーのティミー・ハンセン(プジョー208)がトップに立った。

シーズン開幕3戦は弟のケビン・ハンセンとともに1−2フィニッシュを連発するなど絶好調だったティミー・ハンセン。その後3戦は苦戦が続いていたが、シーズン残り3戦となるこのポルトガルで巻き返しを見せてきた。

標高1000m級という立地のモンタレグレは、世界ラリークロス選手権が創設された開幕戦をつと2014年に開幕戦を務めた場所。このモンタレグレでは、これまで1度しかポディウムに上がったことのないティミーだが、今回の戦いに向けてはその見通しについて、プジョー208はこのチャレンジングなコースにとても向いていると強気な姿勢を見せていた。その発言通り、この日行われた2回の予選をいずれもトップタイムで並べ、その自信をうかがわせた。

「本当にいい1日だった」と語るティミーは、2019年の世界RXチャンピオン。
「もっとグリップを高めてこのコースに戻ってきたい、そうすれば、いい走りができるはずだと、これまでに何度も言ってきた。今日、そのことを証明することができて本当によかった。グラベル、リズム、コーナー、どれも素晴らしい超クールなコース。ここでレースをするのは最高だよ。Q2に向けて変更を行ってからは完璧とはいかなくなってしまい、マシンを固めにしたことの効果があまり出なかったが、全体としては久しぶりにベストな1日となった」

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2番手に立っているのは、GRX-SETワールドRXチームのニクラス・グロンホルム(ヒュンダイi20)。Q1の序盤では、チームメイトのクリスチャン・ザボ(i20)、ケビン・ハンセン(プジョー208)との接触を切り抜けてから堅実な走りを見せ、昨年王者のヨハン・クリストファーソン(アウディS1)を抑えて2番手に立った。そのクリストファーソンは、パンクとトラフィックで遅れを取ったが、前方がクリーンな状況での速さは健在で、明日の巻き返しが見込まれる。

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チームメイトのエンツォ・イデは、より経験豊富なライバルを抑えて4番手、ケビン・ハンセン、ザボと続いた。ザボは、Q1のスタートラインで集団に巻き込まれたほか、Q2でもターン1でスライドしてタイムロスを喫した。元英国ラリークロスチャンピオンのオリバー・オードノバン(フォード・フィエスタ)が7番手だった。

17日はQ3、Q4に続いて、セミファイナル、ファイナルが行われる。

世界RXポルトガル 中間結果
1 T.ハンセン(プジョー208) 100
2 N.グロンホルム(ヒュンダイi20) 87
3 J.クリストファーソン(アウディS1) 83
4 E.イデ(アウディS1) 80
5 K.ハンセン(プジョー208) 80
6 K.ザボ(ヒュンダイi20) 78
7 O.オードノバン(フォード・フィエスタ) 74



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