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MINIクロスオーバーラリーチームがマシンをアンベール

 

MINIクロスオーバー・ジョン・クーパー・ワークスを全日本ラリー選手権に初めて投入するMINIクロスオーバーラリーチームが3月19日、東京都大田区にあるMINI大田で参戦体制発表会を行った。

プロジェクトマネージャー兼ドライバーを務めるのは、大橋逸夫。2004年に初開催のWRC日本戦を観戦したことをきっかけに国際ラリーへの参戦を目指し始めたという大橋は、SUPER GTのディレクターとしてGT300でのタイトル獲得経験もあるなど幅広くモータースポーツ活動を展開している。ラリーでは全日本戦にスポット参戦を重ねながらスキルを磨き、今季いよいよシリーズ参戦に乗り出す。

このプロジェクトではコ・ドライバーを公募することでも注目を集めたが、その座を射止めたのは、三浦昂だ。ダカールに6回の参戦経験を持つ三浦は、1月に開催された2015年大会では、チーム・ランドクルーザー・トヨタオートボディからニコラ・ジボンのナビゲーターとして参戦。同チームの2年連続市販車部門1−2フィニッシュに貢献した。

MINIクロスオーバーラリーチームは、4月に開催される佐賀県唐津市での開幕戦を皮切りに、今季の全日本戦全戦に参戦。該当クラスはJN5となり、近年、車種が豊富な上にトヨタ86、スバルBRZなどが台頭を見せている。舗装戦ではいわゆるターマックスペシャリストのドライバーが強豪として名を馳せるシリーズ屈指の激戦区に挑む。

この日は、2日前に完成したばかりという参戦車両もアンベールされた。マシンの製作及びメンテナンス、参戦時のサービスは既報通りキャロッセが担当。すべての競技パーツがワンオフという壮大なプロジェクトによって誕生した、世界で唯一のプロダクションベースのMINIクロスオーバーJCWのラリー車は、今季注目の一台となりそうだ。

全日本ラリー開幕戦ツール・ド・九州 in 唐津は4月10-12日に開催される。



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