11月18〜21日に開催される今季のWRC最終戦ラリーモンツァ(ターマック、イタリア)に、ヤリ・フッツネンがMスポーツ・フォードから参戦することが発表された。フッツネンは今季、ヒュンダイ・モータースポーツのジュニアドライバーとしてWRC2部門に参戦し2勝をマークしているたが、10月のWRCスペインを最後にヒュンダイを離れていた。WRCモンツァでは、フォード・フィエスタ・ラリー2 MkIIをドライブする。
フッツネンは今季、サルディニアとベルギーでWRC2勝利を飾りタイトル争いに絡んでいたが、WRCスペインで序盤にリタイア。これでタイトルの望みが消えた。2020年にWRC3タイトルを獲得しているフッツネンのMスポーツ・フォード移籍は電撃的な発表となったが、コ・ドライバーは引き続きミッコ・ルーカが務める。
「自分にとって、ラリーモンツァのWRC2部門にMスポーツから参戦することは、すごくエキサイティングなこと」とフッツネンは意欲的に語る。
「マシンもチームも新しくなるのでまた学ぶことが増えるが、楽しみにしている。フィエスタ・ラリー2はターマックですごくコンペティティブであることを知っているので、自分たちがこのマシンでどこまでできるかを見るのが楽しみ。ラリーモンツァではサーキットのステージという試練も増えるが、Mスポーツのような名門チームのドライバーとしてスタートラインに並ぶことが待ち切れない」
Mスポーツ・フォードのチーム代表、リチャード・ミルナーは、フッツネンの加入を歓迎した。
「ヤリはWRCでも知られているドライバーで、2017年以来、WRC2で何度も勝利をマークしてきた。今季も2勝を挙げるなど見事なリザルトを収めている」とミルナー。
「フィエスタ・ラリー2はパッケージとして優れており、ヤリがこのマシンに乗り、我々のサポートとともにどんな成果を挙げてくれるのか、非常に楽しみにしている」