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ヒュンダイのアダモ代表「今季はもっと活躍できるはずのシーズンだった」

©Hyundai Motorsport GmbH

2021年のWRCは苦戦を強いられ、マニュファクチャラーズタイトルをトヨタに譲ったヒュンダイ。チーム代表のアンドレア・アダモは、この「教訓」を、来年から始まるハイブリッドベースのラリー1マシン時代に活かす構えだ。

11月に開催された最終戦ラリーモンツァでは、トヨタのセバスチャン・オジエとエルフィン・エバンスが1‐2フィニッシュしドライバーズ選手権でも同じ順位を獲得した一方、ヒュンダイ勢はデイ2でティエリー・ヌービルがクラッシュし、ダニ・ソルドの3位がチーム最上位だった。

ヌービルと、モンツァは家庭の事情により欠場したオィット・タナックは2021シーズン、最速といえる速さも見せてはいたが、ラリーで勝てる状況に持ち込みながらもメカニカルトラブルで結果につなげることに苦戦を強いられた。

モンツァでトヨタに完敗を喫したことを受け、アダモは「悲しいことだが、今年の選手権ではもっといい活躍ができるはずだった。自分たちのミスからの教訓を生かし、来季の改善につなげていくしかない」と語った。

一方で、ソルドのモンツァでの3位は、ヒュンダイにとって今季通算17回目のポディウムフィニッシュとなった。そのソルドは2022年、オリバー・ソルベルグとワークスシートをシェアしての参戦、ヌービルとタナックは、2021年同様、フル参戦で戦うことが決まっている。
(Graham Lister)



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