がヒュンダイ・モータースポーツが製作したヒュンダイi20 R5の中でも、多くの成功を収めた一台がドイツ・アルゼナウにある拠点を旅立った。
ヒュンダイ・モータースポーツ・カスタマーレーシングから、イタリアのバイヤーに売り渡されたこのシャシーNo.26Aは、テストカーとして1回使用された後、2019年6月に初実戦としてセバスチャン・ローブがフランスのラリー・テラ・ド・オーバールに参戦して、3位フィニッシュ。その後、総合優勝8回、ポディウム16回、ステージウイン60本以上と輝かしい戦績を残した。この間、ステアリングを握ったのは、クレイグ・ブリーン、アンドレア・クルニョーラ、ヤリ・フッツネン、グレゴワール・ミュンスター、ルカ・ロセッティ、ダニ・ソルド、シモーヌ・テンペスティーニと早々たる顔ぶれだ。
ヒュンダイ・モータースポーツはこれまでに、95台のi20 R5をカスタマーに供給しており、最後の1台は10月に出荷された。後継のヒュンダイi20 Nラリー2はこの夏に、ベルギーのイープルラリーで実戦デビューを迎えている。
(Graham Lister)