英国在住のジミー・マクレーは、孫である17歳のマックス・マクレーがスバルWRXでオーストラリア選手権(ARC)に挑戦することは大きな経験になると語った。
故コリン・マクレーを叔父に持ち、父であるアリスター・マクレーとともにオーストラリアに在住するマックスは2022年、西オーストラリア拠点のマキシマム・モータースポーツからARC4戦に参戦するほか、西オーストラリア選手権にも挑戦することが決まった。コリンがスバル・インプレッサでWRCチャンピオンになった経緯もあり、マックスにとってもスバルは縁の深いブランドだ。
独自の取材に対し、マックスの祖父であるジミーは「彼がカートに乗っていた時からマックスの成長を見てきたし、13歳の頃だったと思うが、彼がドライブするエボ6かエボ7の隣に乗ったこともある。一緒に遊んでいたつもりだったがその時に、スゴイ! いいドライバーになるに違いない、と思った」と語る。
「とても誇らしかったし、何年もやっていたかのようにランサーを振り回していると思った。ポルシェのヒストリックカーで隣に乗ったこともあった。ドライビングが難しいマシンだが、彼はしっかりテールアウトしてロングコーナーをコントロールした。そのあと、自分も同じように走ろうとしたら、スピンしてしまったよ」
「マックスはカートもレースもうまかったので、ラリーよりもターマックに専念した方がいいかもしれないと言ったのだが、彼の気持ちはラリーに向かっていたよ」
マックスが結んだスバル・オーストラリアとの契約についてジミーは「彼らが興味を持ってくれたのは素晴らしいことだし、スバルとともにマクレーの名が戻ってくるのはうれしい。彼の活躍を祈るばかりだし、これまでのように成長を続けてもらいたい。マックスは、とにかくなんにでも飛び込んでいけるようで、すぐにペースをつかんでしまうんだよ」
(Graham Lister)