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WRCタイトル防衛に挑むトヨタのラトバラ「方針を変える必要はない」

©WRC PROMOTER

2021年にWRCタイトル奪還を果たしたトヨタのチーム代表、ヤリ‐マティ・ラトバラは、今季も「壊れていないものを直そうとはしない」という方針を堅く守り続けている。これは、WRCでマニュファクチャラーズタイトルを防衛するために、フィンランド・ユバスキラ拠点のチームでのラトバラの仕事のやり方に変更を加えないことの理由について言及したものだ。

ドライバーズ選手権タイトルについては、2021年王者のセバスチャン・オジエが今季はスポット参戦のプログラムとなるために見通しは不透明だが、チームの方針については「何の変更も行う必要はない」とラトバラはWRC.comのインタビューに答えている。

「すべて順調に進んだ。本当に順調な1年だった。だから、今年も同じやり方を続けていく。チームでのフィーリングはとてもいい。みんなが一丸となって取り組んでいる。クルーの姿にもそれが表れていて、みんな一緒に座って、すべてを共有していた。昨年は素晴らしい成功を収めたし、ご想像どおり、今年も同じような結果を残したいと思っている。チームのみんなが、自分が行っていることを理解している。すべてうまく回っている」

ハイブリッドの新規定ラリー1が導入された今年のWRC、新型のトヨタGRヤリス・ラリー1での初戦となったラリーモンテカルロでは、オジエが2位でのフィニッシュを果たし、カッレ・ロバンペラも4位に食い込んだ。第2戦ラリースウェーデン(2月24〜27日)は、マニュファクチャラーズ選手権ではMスポーツ・フォードに3ポイント差の選手権2番手で迎える。

ラトバラ自身は、チーム代表としていきなり成功を収めたことは、個人的には大きな誇りであることを明かしている。

「自分にとっては、本当に特別なことだった」とラトバラ。
「この仕事を与えられて自分がドライブするのを止めるのは、お分かりだと思うが簡単なことではなかった。でも、昨年の結果は、本当に素晴らしかった」

チームのマネージメント職に就いたことでラトバラはラリー最高峰レベルでの参戦は止めたが、1月14〜15日にフィンランドで開催されたアークティックラリーで、トヨタ・セリカ・ターボ4WDをドライブ。ここでは、コンロッド関係のトラブルにより2日目にリタイアとなった。

Taneli Niinimaki / AKK



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