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WRCスウェーデン、初日トップスタートのロバンペラ「モンテでポイントを獲れたことの方が重要」

©Toyota Gazoo Racing WRT

WRC第2戦ラリースウェーデン(2月24〜27日、スノー)では、初日を一番手スタートとして道を切り開くことになるトヨタのカッレ・ロバンペラだが、この役目を担うことを心配してはいないと語った。WRC.comが伝えた。

開幕戦のラリーモンテカルロでは、ロバンペラは総合4位でのフィニッシュだった。しかし、パワーステージでトップタイムをマークしボーナスポイントを最大の5ポイント獲得したことで、ドライバーズ選手権では現在、セバスチャン・ローブ、セバスチャン・オジエに続く3番手につけている。上位のふたりがラリースウェーデンには参戦しないことから、エントリーするドライバーの中ではロバンペラが選手権最上位となる。今回のラリースウェーデンはウインターラリーのコンディションを確保するために、拠点をウメオに北上させての開催。ステージのラインは、十分な雪で覆われるものと見られている。

「(スウェーデンで)先頭で走るのはトリッキーになるかもしれないが、ベストを尽くす」とロバンペラ。
「もちろん、最も重要なことはポイントを持ち帰ることだ。それがモンテカルロでできたのは、よかった」

ハイブリッドの新規定ラリー1マシンでの初実戦となったモンテカルロでロバンペラは序盤に苦戦し、初日の夜に行われた2SSを終えた時点では、WRC2首位のエリック・カミリに続いての総合11番手だった。しかし、エンジニアのタービ・エレルマアのサポートを受けて、ロバンペラはトヨタGRヤリス・ラリー1のセッティングを大幅に変更。2日目を終えた時点でもまだ9番手に留まっていたが、土曜日に歯車がかみ合い始めると猛チャージ。この日はステージウインを2本奪取して、4番手まで浮上した。

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「ものすごく苦戦していた」とロバンペラは滑り出しの状況を認めている。
「でも、やっとマシンが格段に良くなり、それからはうまく対応できるようになり始めた。何をしたかって? 全部やってみたよ! マシンは、スタートした時からはまったく違うものになった感じ。本当にたくさんの変更を行った。本当によかったし、自分とマシンを後押しして新しいことを見出してくれた自分のエンジニアには、本当に感謝している。最終的にモンテはいい週末になったし、選手権で上位につけることもできた。この先のラリーでどんな戦いができるか楽しみ。とにかくテストで懸命に作業を続け、ラリーの始めからペースをつかんでいけるようにより準備を整えていかなくてはならない」

ロバンペラがWRCの初日を先頭で走行するのは初めてではないが、前回の時よりもいい形で滑り出せることを願っていることだろう。昨年は第2戦を終えた時点で選手権首位に立ったロバンペラだったが、第3戦のクロアチアラリーでは開幕ステージクラッシュ、ラリーリタイアを喫している。



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