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新城ラリー初日、JN1にステップアップしたヘイキ・コバライネンが全SSでベスト

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全日本ラリー選手権第1戦「新城ラリー2022」の初日は、3月19日(土)に3カ所のスペシャルステージを走行し、ヘイキ・コバライネン/北川紗衣(シュコダ・ファビアR5)が、福永修/齊田美早子(シュコダ・ファビアR5)に23.1秒差をつけてトップに立った。29.7秒差の3番手には勝田範彦/木村裕介(トヨタGRヤリス)がつけている。

2022年シーズンの開幕戦、前日の雨でウエットコンディションとなったオープニングステージを制したのは、昨年のJN2クラス王者であり、今季からJN1にステップアップを果たしたコバライネンだった。SS1で2番手タイムの鎌田卓麻/松本優一(スバルWRX STI)に4.3秒差のベストタイムを刻むと、コバライネンは続くSS2、サービスを挟んだSS3でもベストを並べ、この日行われた全ステージを制して、同じファビアに乗る2番手の福永に初日だけで20秒以上のアドバンテージをつけてみせた。

「1日を通して悪くない走りができたね。午前中はコンディションが少しスリッパリーだったけど、午後は日が射したことで濡れた箇所が少し改善していた。今朝はプッシュせず慎重に走ったが、午後は少し攻めてみたんだ。大きなドラマもなく、すべてがうまくいったと思う。明日は優勝できたらハッピーだけど、僕の目標はあくまでもフィニッシュすることだ」と、コバライネンは慎重にコメントしている。

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今シーズンは、WRCターマックイベントへの挑戦を表明している福永が2番手。昨年のJN1チャンピオン、勝田範彦は、福永から6.6秒遅れの3番手につけた。「午後は予想以上に路面が乾いていました。もっと濡れているかな、と思っていんたんですけど、ところどころにウエットが残っているくらいでした」と、勝田は刻一刻と変化するコンディションの難しさを指摘した。

34.0秒差の4番手に鎌田、37.8秒差の5番手にSS3でセカンドベストを刻んだ奴田原文雄/東駿吾(トヨタGRヤリス)。コンディションに苦しめられた新井敏弘/田中直哉(スバルWRX STI)は、トップから58.9秒差の6番手と大きく遅れている。



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