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WRCベルギー、スパがなくなったことで大幅にコンパクトなルートに

©M-SPORT

今季のWRCにもイープルラリーが復帰するが、スパ・フランコルシャンまで足を伸ばすことはなさそうだ。

昨年8月に初めてWRCとして開催されたベルギーのイープルラリーでは、最終日に同国が誇る名門サーキットのスパ・フランコルシャンが拠点となったが、今年は1週間後にF1ベルギーGPの開催が控えているため、WRCには使用することができない。代わりに、ラリー全体がベルギー北西部のフランダース地方が拠点となる。最終日の8月21日は、石畳のヒルクライムが中心となる象徴的なステージ、Kemmelbergがパワーステージとなる。

最終日に南東部のワロニアまで遠征する必要がなくなったことから、主催者はリエゾンを大幅に短縮してコンパクトなルートを構成。ステージのうち40.56%は新しい設定となる。

イベントは8月18日木曜日、シェイクダウンに続いて、イープルの市場広場での伝統的なセレモニアルスタートで開幕。金曜日は、Langemark、ある地点でフランスの国境を越えるWestouterを含めた4SSを2ループ。20日土曜日には、Dikkebus、Hollebekeといった伝説のステージを含む4ステージをリピート。日曜日はWatou、Kemmelbergを2回ずつ走行する。

主催者代表のアラン・ペナスは「イープルだけを拠点に留めることになった理由は、スパまでの長いリエゾンだけでなく、F1グランプリの準備がすでに始まっているため、(スパで)フィニッシュを迎えることは事実上不可能だった」と語っている。
(Graham Lister)



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