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全日本ラリー唐津:開幕戦に続きヘイキ・コバライネンが全SSベストで初日をまとめる

©Naoki Kobayashi

2022年シーズン全日本ラリー選手権第2戦「ツール・ド・九州2022 in 唐津」の初日は、4月2日(土曜日)に4カ所のスペシャルステージを走行し、ヘイキ・コバライネン/北川紗衣(シュコダ・ファビアR5)が、奴田原文雄/山本磨美(トヨタGRヤリス)に20.6秒差をつけてトップに立った。33.0秒差の3番手には勝田範彦/木村裕介(トヨタGRヤリス)がつけている。

今シーズンの唐津は、3年ぶりに有観客での開催を実現。昨年同様、土曜日の午前中に車検を行い、サービスパークでのセレモニアルスタートを経て、午後からサービスを挟まずに4SSを走行した。前戦の新城ラリーでファビアR5での初ラリーながらも、全SSでベストをたたき出し、全日本ラリー選手権のトップカテゴリー初優勝を果たしたコバライネンは、この日もライバルを圧倒するスピードを披露。SS1からSS4まで4連続ベストタイムを刻み、初日を首位でまとめた。

「悪くない走りができたね。最高のフィーリングというわけじゃなかったけど、トラブルフリーで走れたよ。グリップレベルはレッキの時のイメージほどは良くなかったかな。でも、クルマやタイヤのフィーリングも良かったし、何よりミスなく走れた。明日に向けて、セットアップやタイヤチョイスに関しては、チームと話し合うつもりだ」と、コバライネンは笑顔で振り返った。

20.6秒差の2番手につけたのは、今回はコ・ドライバーを東駿吾から山本磨美に変更して挑んだ奴田原文雄。SS2とSS4でセカンドベストを記録し、日本人トップに付けている。

「今回はクルマにトラブルなく、何よりヨコハマタイヤが路面に合っているようで、いい走りができましたね。これまではトラブルに悩まされていたので、明日もノートラブルでいきたいです(笑)。明日もこのままのセッティングでいくつもりです」と、奴田原はコメント。

3番手は、この唐津を得意としてきた勝田。45.0秒差の4番手に鎌田卓麻/松本優一(スバル WRX STI)、45.5秒差の5番手に新井敏弘/田中直哉(スバル WRX STI)がつけている。SS2まで3番手につけていた福永修/齊田美早子(シュコダ・ファビアR5)は、SS3でマシントラブルに見舞われ、ステージを走り切った後にリタイア。再出走からのレグポイント獲得を狙う。



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