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クロアチアラリー、カーボンフットプリント算出スポーツイベントとして開催

©WRC PROMOTER

WRC第3戦クロアチアラリー(4月21〜24日、ターマック)の主催者は、同イベントがクロアチア初のカーボンフットプリント算出スポーツイベントとして開催することを発表した。

首都ザグレブで開催される同国最大のこのスポーツイベントには、過去30年間、35万以上のファンが訪れているという。

クロアチアラリーの主催者はフロバエ・ポザール・エネルギー研究所と共同で、同国最大のスポーツイベントとなるクロアチアラリーの活動に関連する直接的および間接的な温室効果ガス排出量を計算。調査の結果は、今後のWRCクロアチアラリーの二酸化炭素排出量削減の対策案の策定に役立てる。

WRCは今シーズン、環境負荷低減のために大きな前進を遂げており、最高峰カテゴリーへのハイブリッドエンジンを搭載したラリー1マシン導入や、化石燃料を使用しない持続可能な燃料の採用は、2030年のカーボンニュートラル達成に向けて、目に見える形で踏み出したスポーツとしてのラリーの大きな一歩だ。

クロアチアラリーの組織委員会会長のダニエル・サスキンは「昨年の大会では競技の運営面だけでなく、環境負荷低減への取り組みも評価されたので、今年はFIAの環境認定プログラムの最高峰である三つ星を申請し、誇れるものにしたいと考えている。これは、環境負荷の低減に関する世界最高水準の基準を遵守し、観客やそのほかの主な関係者と集中的に教育的な交流を行うことを意味する」と語る。
「我々は、WRCクロアチアラリーが開催される地域社会に対する責任を自覚し、真のパートナーになりたいと考えている。これが、フロバエ・ポザール・エネルギー研究所の専門家との協力関係を開始した主な理由のひとつだ」

クロアチアラリーは今回の開催に向けて、地域社会と協力してゴミの回収を行うことを計画したり、ファンに向けて観戦に出かける際は可能な限り公共交通機関を利用するかカーシェアリングを行うよう呼びかけている。



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