ピレリ・スタードライバー(PSD)のシュートアウトで、アジア・パシフィック代表として参加したオーストラリアのブレンダン・リーブスが、2011年のWRCアカデミー参戦権が与えられる最終6名のドライバーのひとりに選出された。
コ・ドライバーである姉のリアノン・スミスと共にシュートアウトに参加したリーブス。スペインを訪れるのは初めてという姉弟は、シュートアウトを前に雰囲気に親しもうと2日間バルセロナを散策。
オーストラリアとは反対の右側通行の運転にも「いつかPSDのようなチャンスが来る時に備えて、ずっと左ハンドルのインプレッサを運転していたから大丈夫」と語った。
シュートアウトで使われたフォード・フィエスタR2は、これまでラリーカーとして運転することは誰にも許されていなかったため、とても公平な選抜になったと語る。
参加した16名に対し、用意されたフィエスタR2は8台。
「同じような体格のドライバーと共用だったから、とにかくマシンが無事に戻ってくるようにって拝んでいたよ」とリーブス。
ドライビングテストでは、グラベル、ターマックのコースを2回ずつ走行し、リーブスは両路面で上位タイムをマークした。
「グラベルは5kmのコースだったけど、ターマックは2kmしかなかったのでタイムは僅差だった。来季のことを考えると、とてもワクワクしてくる。最初のラウンドまでに100%の状態にしておけるよう、これから忙しくなるけど、またフィエスタR2に乗ることが待ち遠しい。ピレリのコントロールタイヤも、とても効果的だと思う」