4月24日にフィニッシュしたWRC第3戦クロアチアラリー(ターマック)で計4回のペナルティを受けたティエリー・ヌービル。シェイクダウンが行われた21日木曜日には、リエゾンで無理な追い越しをかける動画がSNSに投稿されていた。
この動画では、ヌービルがドライブするヒョンデi20 Nラリー1が、高速道路を出る際に先行車を追い越して道路区間の白線を越えて側道に入っていく様子が確認されており、これが地元警察の捜査対象になったという。
ヌービルはラリー中のリエゾンでも速度超過によりタイムペナルティと罰金、さらに2日間の公益活動という処分を受けている。
2022年WRCスポーティングレギュレーション34.3.1では、ラリー期間中、クルーは各国の交通法規を遵守しなければならないと規定。また速度超過の裁定書の中で、安全は常に重きを置く課題であり、FIAは運転マナーを改善するために全力を尽くしており、「制限速度を守ること」はFIAのゴールデンルールのひとつでもあると強調している。
(Graham Lister)