昨日のアクシデントでラリーを走らずして戦線離脱したキミ・ライコネン。ターマック戦で結果を出せることを楽しみにしていただけに、失望も大きいようだ。
ここスペインは、ミックスサーフェイスとはいえ13戦中で最も“サーキット”に近い路面のラウンドと言える。前戦フランスで途中リタイアしているだけに、ライコネンの快走を楽しみにしていたファンも多いはずだ。
ライコネンはシェイクダウンの1走目を3:06.8というタイムで無難にこなした。しかし、いざ2走目、グラベルからターマックに路面が切り替わる部分の左コーナーで横転。リンドストローム側のロールケージにダメージを負いリタイアとなった。
「まったく、バカなことをした。バンクに当たって横転してしまったんだ。運が良ければ走り続けられたけど、悪いことにカイ(リンドストローム)側のロールケージにダメージがあった。それで終わりさ」と、ため息交じりに言うライコネン。
「もしかしたら相性のいいラリーだったかもしれないが、もはやそれも分からない。もちろん残念だけど、まあモータースポーツをやっている以上避けては通れないことだ。気持ちを切り替えて、今後どう対処していくかを考えるしかないな。次のイベントを楽しみにしているし、先々のことも考えなきゃならないからね」
ライコネンが来シーズンもラリーを続けるかどうかはいまだ不透明な状況が続いている。ルノーF1行きの可能性が低い今、レッドブルとシトロエンから放出され、モンスター・フォードあるいはプロドライブ・ミニで戦うといった類いの、様々なウワサが飛び交っている状況だ。
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