5月12〜14日に開催されるERC第3戦ラリーイズラス・カナリアス(スペイン、ターマック)では、今季システムを再構築したジュニアERCが今季初戦を迎え、14台のエントリーを集めている。
ラリー4&ラリー5マシンでピレリタイヤが対象のジュニアERCは、フォード・フィエスタ・ラリー4で参戦してタイトルを獲得すると2023年のジュニアWRC全5戦への参戦に加え、シーズン前にはノルウェーのジョン・ホーランド・ラリースクールでトレーニングを受けられるという豪華な特典が与えられる。フィエスタ・ラリー4以外のマシンでチャンピオンになった場合も、2023年のジュニアWRCに4戦参戦することができる。ジュニアERCは、今年の1月1日時点で27歳以下のドライバーが対象となる。
ERCのマネージャー、イアン・キャンベルは「ジュニアERCは、ERCの中でも重要な要素であり、2014年の創設以来、非常に多くの若手ドライバーにとって国内戦レベルから国際格式へのステップアップに大きな役目を果たしている」と語る。
「ジュニアERCは同時に、キャリアのステップアップを図るうえで必要なスキルを積む場にもなっている。Mスポーツ・ポーランド、ピレリ、FIA、ERCのプロモーターも務めるWRCプロモーターからのサポートによって贈られるこの大きな特典は、ジュニアERCが非常に重要視されていること、そして若いドライバーの進歩を支援する必要性を反映している」
(Graham Lister)