キミ・ライコネンは、ルノーでF1に復帰する可能性は100パーセントないと断言すると共に、同チームがライコネンの名前を利用したとして不快感を表した。
先月、ルノーは来季のシートについてライコネンからコンタクトがあったことを明らかにし、チームプリンシパルのエリック・ブーリエなどチーム上層部がたびたびライコネンの起用についてコメントしてきた。彼らは、最優先するのは現在走らせているビタリー・ペトロフであり、ライコネンについては経済的な問題と彼自身のモチベーションを見極めてじっくり検討したいと発言した。
しかしライコネンは、ルノー側の発言に不快感を示すとともに、ルノーとの契約には全く関心を持っていないことを明らかにした。
フィンランドのトゥルン・サノマットの報道として、英autosport.comが報じたところによると、ライコネンは次のようにコメントしたということだ。
「彼ら(ルノー)がマーケティングのために僕の名前を利用した、そのやり方にはとても失望している。僕はルノーで走ることをこれまで一度として真剣に考えたことはない。来季ルノーで走らないことを100パーセント確信していると保証できる」
トゥルン・サノマットは先月末の記事の中で、今回のライコネンの話題は、ルノーがペトロフと彼のスポンサーにプレッシャーをかけるためのものだったと推測していた。また、ドイツの情報筋が、ルノーはペトロフと契約延長間近であるため、エイドリアン・スーティル、ニック・ハイドフェルド、ティモ・グロックとはすでに交渉を行っていないと述べたとの報道もなされている。