トヨタのカイ・リンドストローム「カッレとて超人というわけではない」 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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トヨタのカイ・リンドストローム「カッレとて超人というわけではない」

©Toyota Gazoo Racing WRT

ハイブリッドのラリー1マシンで迎えた今季、第2戦から怒濤の3連勝と21歳という年齢を超えた結果を出し、現在、WRCドライバーズ選手権で首位に立つトヨタのカッレ・ロバンペラ。しかし、第5戦ラリーイタリア・サルディニアで連勝がストップしたことを受け、トヨタのスポーティングディレクター、カイ・リンドストロームは、「カッレとて超人というわけではない」と考える。

選手権リーダーとしてサルディニアを迎えたロバンペラは、初日はルーズグラベルを掃除する役目を強いられるタフな状況の中での戦いとなり、5位でのフィニッシュとなった。元ワークスコ・ドライバーのリンドストロームはWRC.comに対し「カッレはいい。才能があって速いが、超人というわけではない」と語った。
「(サルディニアでの)スタート順が先頭だったことに苦戦したが、その後、見事に自分のポジションを守り、ティエリー(ヌービル)よりも上をキープした。5位でフィニッシュして、選手権リードを広げたのだから、素晴らしくいい内容だった」

Toyota Gazoo Racing WRT

「カッレはまだまだ若いが、心がとても成熟している。彼は、自分が得られるものは何かを理解しているが、無理やりそれを果たすようなことはしない。それでも、我々は現実的に考えなくてはならない」

6月22〜26日に開催される次戦サファリ・ラリーケニアには、昨年のイベント覇者であるセバスチャン・オジエとセバスチャン・ローブがそれぞれトヨタ、Mスポーツ・フォードから今季3度目のエントリー。ロバンペラは、ドライバーズ選手権では55ポイントのリードを握って、再び選手権リーダーとして臨む。
(Graham Lister)



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