WRCサファリ:WRC2優勝のカエタノビッチが選手権首位に浮上 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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WRCサファリ:WRC2優勝のカエタノビッチが選手権首位に浮上

©SKODA AUTO

WRC第6戦サファリ・ラリーケニア(グラベル)、WRC2はポーランドのカエタン・カエタノビッチ(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo)が優勝を飾った。

ヨーロッパ選手権を3回制しているカエタノビッチだが、アフリカ大陸で参戦するのは今回が初めて。シェイクダウンの時点で「自分のキャリアの中でも、こんなコンディションは経験したことがないよ」と語っていたが、競技が始まれば、トラブルが続出するサバイバル戦となった4日間、スタートからフィニッシュまでリードを守り切った。19分8秒2もの大差をつけたうえに、パワーステージもトップタイムで締めくくり、ボーナスポイントを最大限獲得。この結果、カエタノビッチは選手権争いでも首位に浮上した。

「最終日は信じられない1日になった。夢のようだけど、夢なら目を覚ましたくないね。WRCでも最もハードなラリーで勝利を収めたのだと思う。このラリーに参戦することをずっと夢見てきた。これで選手権では首位に立ったが、これは自分にとってもちょっとサプライズだね」

Jaanus Ree / Red Bull Content Pool

2位に入ったのは、米国のショーン・ジョンストン(シトロエンC3ラリー2)。体調不良に加え、ブレーキやエンジンにトラブルを克服してキャリア自己ベストのリザルトを収めた。

「最終日は、かなり調子がよくなったよ」とジョンストン。
「マシンはフルパワーが戻ってきたし、自分も前日は20%だったけど、85%まで回復。本当に誇らしいよ。このラリーをフィニッシュできたことは、大きな成果。ものすごくクレイジーな冒険だったし、大好きだよ」

WRC PROMOTER

ポディウム最後の段に上がったのは、ケニアのアマーンライ・シン・ライ(ファビア・ラリー2 Evo)。同じくケニアのアーキフ・バラニ(ファビア・ラリー2 Evo)が4位でフィニッシュを果たした。

一方、カラン・パテル(フォード・フィエスタ・ラリー2 MkII)は、土曜日を終えた時点で5番手につけていたが、この日最後のサービスでチームがギヤボックスとリヤディファレンシャルのテクニカルシールを外したことで失格。最終日はスタートしなかった。

WRCサファリ WRC2部門最終結果
1 K.カエタノビッチ(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) 4:16:02.5
2 S.ジョンストン(シトロエンC3ラリー2) +19:08.2
3 A.シン(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) +29:13.9
4 A.ビラニ(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo ) +1:07:51.1



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