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WRCエストニア:Mスポーツ・フォードは全クルーが参戦経験を活かして好リザルトを狙う

©M-SPORT

今週開催されるWRC第7戦ラリーエストニア(グラベル)に、Mスポーツ・フォードは、クレイグ・ブリーン、ピエール‐ルイ・ルーベ、ガス・グリーンスミス、アドリアン・フルモーの4人を、フォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1のドライバーに起用する。

フルモーは、トップカテゴリーのマシンでエストニアに参戦するのは今回が初めてではあるが、4人全員がWRCエストニアの参戦を経験済み。ラリーエリア周辺のコースで行った大規模なテストでは自信を高めており、経験を支えに好リザルトを狙う。

ブリーンは、これまでのWRCエストニアでは参戦した2回ともポディウムに上がっているほか、WRCカレンダーに加わる前のラリーエストニアに4回参戦しており、道を熟知している。
「もちろん、エストニアを楽しみにしている。過去に何度もポディウムに上がったことがあるし、WRCとして開催されたこの2年間もポディウムフィニッシュを飾っているので、自分たちと相性のいいラリーだ」とブリーン。
「正直、本当に待ち切れないし、ここからの3戦はとても慣れていて走りやすい。直近の2戦とは、特色がまったく違うからね! エストニアを迎えることに何のためらいもない。どんなラリーか、良く分かっている。テストはとても順調でマシンのフィーリングも素晴らしかったし、最初から心地よく走れたので楽しみにしている。もちろんステージも、高速でビッグジャンプと大クレストがあって、すごくよさそうだ」

再びプーマ・ハイブリッド・ラリー1で参戦するルーベは、第5戦サルディニアでは週末を通してポディウム争いを展開しての4位でフィニッシュしており、高速グラベルラリーでも活躍が期待される。
「エストニアに行けて、とてもうれしい。このタイプのマシンでエストニアのような高速ラリーをドライブするのは、素晴らしいものだからね」とルーベ。
「自分たちとしては、ポルトガル、サルディニアで見せられた成長を続け、落ち着きを保って攻めすぎないことが非常に重要になる。このようなラリーではミスをしやすいが、これだけ速度域が高いところでミスはできない。自分たちの仕事に完全集中して、このマシンでの自信を最大限にまで高めていくことが重要だ。エストニアの後、フィンランドにも出るので、この2戦は今シーズンの自分にとって、とても大切な参戦になる」

グリーンスミスは、これまでのWRCエストニアに2回とも参戦しており、高速グラベルでのペースには定評があるので、前戦での不運を払拭したいところだ。昨年のエストニアでは、開幕ステージで5番手と順調な滑り出しを見せており、今回も同様の速さが期待される。
「ラリーエストニアが本当に楽しみ。昨年もいいパッケージができていたし、トラブルが発生するまではとても順調だったので、いい走りができるセッティングが出せることを見せられたと思う」とグリーンスミス。
「テストでは、モナコ以降では初めてというくらい気持ちよく走れたので、本当に楽しみにしている。超高速ラリーということは接戦になると思うが、すべてをかみ合わせるのは大仕事になるので、全力を尽くす」

前戦サファリでステージウインも奪取したフルモーは、2020年のエストニアではWRC2部門でポディウムにも上がっており、ステージの知識をハイブリッドのラリー1マシンでの参戦にも活かしたいところだ。
「エストニアは、ここまでのラリーとはまったく異なり、本当に速いラリーになる。トップカテゴリーのマシンでこのイベントに出るのは初めてだが、通算4回目の参戦なので、ステージのほとんどは知識を持っている」とフルモー。
「ビッグジャンプがあるこの高速の道を走るのは最高。いい経験になるし気分もいいので、楽しみにしている。テストはとても内容がよかったので、全力を尽くしてチームのためにいい結果を収めたい」



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