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ERCローマ:ダミアーノ・デ・トマソが開幕SSでトップタイム、マレスは路肩でマシン修復

©WRC PROMOTER

ERC第6戦ラリーディローマ・キャピターレ(ターマック)は7月22日、イタリアの首都ローマで午前中に予選ステージが行われた後、夜にはローマ・エターナルシティで開幕ステージが行われ、地元イタリアのダミアーノ・デ・トマソ(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo)がトップタイムで滑り出した。

今年も、1952年という長い歴史を誇るローマのコロッセオを背景に、現代のラリーカーとイタリアの歴史が交錯する中でスタートしたERCローマ。開幕ステージ前には、サンタンジェロ城で華やかなスタートセレモニーが行われ、道には大観衆が並び、クルーたちを応援した。

開幕ステージでは序盤、このイベントをこれまでに2回制しているジャンドメニコ・バッソ(ヒョンデi20 Nラリー2)がトップタイムをマークしたが、ジャンプスタートのため10秒のペナルティが科せられてしまった。バッソはこの日の予選ステージでも同じミスをしている。これで全体トップに躍り出たのがデ・トマソだった。
「この美しいステージを楽しんだが、勝負は明日から。すごく難しいラリーになると思っているし、ステージはすごくチャレンジングだ」とデ・トマソは気を引き締めた。

1.6秒差で続いたのは、アンドレア・クルニョーラ(シトロエンC3ラリー2)。なお当初2番手タイムはデ・トマソに1.3秒差でフィリップ・マレス(ファビア・ラリー2 Evo)がマークしていたが、サービスに戻る途中に左フロントタイヤのボルトが外れ、路肩でストップ。修復作業に取り組んだものの、レグリタイアとなった。

WRC PROMOTER

チームMRFタイヤのシモーネ・カンペデッリ(ファビア・ラリー2 Evo)がクルニョーラにコンマ2秒差の3番手タイム。コンマ1秒差でヨアン・ボナート(C3ラリー2)、ケン・トーン(フォード・フィエスタ・ラリー2 MkII)が5番手タイムで続いた。

一方、予選でトップタイムをたたき出していた選手権リーダーのエフレン・ラレーナ(ファビア・ラリー2 Evo)は、デ・トマソに8.6秒遅れのタイム。タイトル確定もかかる週末で慎重な滑り出しを見せた。

土曜日は、フィウッジでのサービスを挟んで、3SSを2ループする6SS・92.56kmが設定されている。

ERCローマ 暫定結果(SS1終了時点)
1 D.デ・トマソ(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) 1:42.6
2 A.クルニョーラ(シトロエンC3ラリー2) +1.6
3 S.カンペデッリ(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) +1.9
4 Y.ボナート(シトロエンC3ラリー2) +1.9
5 K.トーン(フォード・フィエスタ・ラリー2 MkII) +3.1
6 M.セスク(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) +3.1
7 S.テンペスティーニ(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) +3.1
8 A.バティストッリ(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) +3.3



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