WRCエストニア5度目で完走の勝田貴元「クラッシュの後は慎重になりました」 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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WRCエストニア5度目で完走の勝田貴元「クラッシュの後は慎重になりました」

©TOYOTA

7月17日にフィニッシュを迎えたWRC第7戦ラリーエストニア(グラベル)で、同イベント5度目の参戦でついにフィニッシュまでたどり着いた勝田貴元の談話をWRC.comが伝えている。

勝田はこれまで同イベントを4回スタートして、4回ともリタイアに終わっていた。しかし今年ついに5位でのフィニッシュを果たしたのだ。競技スタート前のシェイクダウンでアクシデントに見舞われるなどしたが、幸いリザルトに影響を及ぼすことは避けることができた。

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「走り切ることができてうれしいです!」と勝田は笑顔を見せた。
「木曜日のクラッシュの後は不安になりました。小さなミスをしてしまったのですが、マシンを直してスタートできるのか分かりませんでした。でも、チームが見事にマシンを直してくれました。まさにパーフェクトの素晴らしい仕事だったと思います」

「簡単なラリーではありませんし、今年は前回よりも難しかったです。低木が茂っていて、道が以前より狭くなったように感じました。そういう場所を走るペースノートは、100%信頼できるものでなくてはなりません。特に道の両側に大きな石があったりするので、ヒットするとタイヤをもぎ取られたり、大きなダメージを受けてしまいますから」

シェイクダウンでのアクシデントの後、リズムを取り戻すまでには少し時間がかかったことを勝田は認めている。
「かなり慎重になっていました」と勝田。「雨が降り出してグリップが変わってしまうと、さらにドライブが難しくなりました。それに轍もできていたので、(シェイクダウンでクラッシュしたこともあり)あまりアグレッシブにはなれませんでした」

「もちろん、プッシュしていいリザルトを出したいと思っていましたが、序盤はかなり苦戦してマシンのフィーリングもあまりよくありませんでした。そうした状況のなかで自分が何をするべきかを理解し、それに取り組みました。終盤、特に日曜日はフィーリングがかなり良くなりました。もちろん、チームメイトのカッレやエルフィン、EP(エサペッカ・ラッピ)に比べたらペースはまだまだですが、今回の内容にはかなり手応えを感じています」

今シーズンは、ここまでの7戦すべてをトップ8圏内でフィニッシュしている勝田。同様の安定感を見せているのは、勝田以外には選手権リーダーのカッレ・ロバンペラだけ。ドライバーズ選手権では5番手につける健闘を見せている。



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